Joy Yoga

中東イスラエルでの暮らしの中で、ヨガを通して出会う出来事あるいは想いなど。

2020年夏

2020-07-22 20:27:23 | 日記
今年はこれといって大きなイベントもなく、気がつけばとっくに半年を折り返していて7月ももう終わり。
2020年代がやってくるというわけで、いつもよりややフレッシュな気持ちで新たな年を迎えたような気がするけれど、様々な予定や計画が新型ウイルスの影響で白紙となった。そればかりかありふれた日々の暮らしまでもが変化を余儀なくされ、単調な毎日が壊れたレコードみたいに繰り返されている。
社会のあらゆる物事が停滞しているのに、時間だけは飛ぶように過ぎ去って、ただの空白に今日までの半年を埋め尽くされたようでとにかく現実感が薄い。夢の中のように時間の感覚が不確かだ。

今月半ばに兵役を終えた長男は、小学生の頃からの夢だった南米旅行もお預け、アルバイト探しも狭き門となり、中年のそれとは比較にならない貴重な時間とエネルギーを持て余していて胸が痛む。とんだ時代に巣立ちとなってしまって、親を恨んではいないだろうかとつい考えてしまう。


イスラエルは他の諸国に先立って厳しい入国規制と外出制限の措置を取り、第1波は比較的しっかり押さえ込んだけれども、同時に経済活動を犠牲にし過ぎた反動で、第2波の歯止めをかけるのにも慎重にならざるを得ないようでかなり迷走気味だ。自分の周囲にも感染した人や感染疑いのある人がちらほら出てきて、確実に包囲網は狭まってきている印象。

個人としてできることは予防と免疫力の維持。それから気力の維持。
目の前に人参がぶら下がってるからこれまで色々と頑張ってこれたのが、今や人参は地平の果てで蜃気楼のようにぼんやりと見えるだけなので、うっかり途方に暮れてしまいそうになる。そんな時は「どんなことにも終わりがある」ということを自分に言い聞かせながら、心のスタミナを消耗しないように過ごしている。

今の状況が今後どれくらい続いて、どう変化して、いつ終息するのか皆目検討もつかないけれど、太陽の沈む位置は少しずつずれて、気温は上昇し、家の軒先にやってくる野鳥の囀りも様々に入れ替わって、地球はちゃんと動いていることにひとときの安堵を覚える。


毎日快晴



夕陽



ヨガの練習場の近くに咲いている



夏の海



お気に入りのカフェ"Makom BaLev"(=Place in the heart)



Nozomi



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