「やればできるようになる」とは限らない

相変わらず練習しても練習してもできないことがあり、今日は久々にその悔しさから練習中に涙がこぼれそうになってしまいました。

頭でイメージする通りに体が動いてくれない。

とても初歩的なことだから、「努力が足りないんじゃないか」とか「センスがないんじゃないか」などと自分を責めては余計にやるせなさを募らせてしまうのです。




「”練習すればできるようになる”とは限らない」

練習を重ねてできるようになることはたくさんあるけれども、現実にはいくらやってもできないことというのもある。
それは、骨格的な要因のためかもしれないし、年齢的な要因のためかもしれない、あるいは、その組み合わせであったりと人によって実に様々。

自分の可能性を開花させる一方で、自分の限界を知るというのも人生には大切なこと。

今から一年前の今頃、デヴィッド先生がそんなことを言っていたっけ。



もしかすると、今、私がやっていることは一生かけてもできないことなのかもしれません。

ただ、一生できないかどうかというのは、長年練習を続けてみないと結果が分かりません。

なぜなら、ヨガのアーサナに関しては、まるで魔法がかかったかのようにある日突然できるようになるものもたくさんあるから。
私自身、何度かそのマジックを味わってきました。

ならば、その日がやって来る可能性を肯定してひたすら実践あるのみ。


問われているのは、そのプロセスから得たものを自分の日常に当てはめられるかどうか。

仮にハンドスタンドができたところで、あなたの日常がどれほど変わるのですか？という話。
むしろ、それができるようになるのを目指して歩んでいるプロセス、あなたの心の在り方、そちらの方に人生のヒントがあるのではありませんか？
だとしたら、できるできないは本当はそれほど重要じゃないのですよ。


今日は改めてそんなことを自分に言い聞かせたくなった日でした。


練習すればできるようになって当たり前を鵜呑みにしがちな昨今、同じような壁にぶつかっている方が他にもいらっしゃるかもしれません。

でも、大切なのはあなたがヨガを好きで続けていること。それで十分ではないでしょうか。

・・・わたしじゃ、あんまり説得力がないかな。



ナマステ＆シャローム
Nozomi