夕飯を食べに近所に出かけたら、ちょうど盆踊りをやっていた。
浴衣姿の可愛い子供さんを連れた家族連れがたくさんいて、老若男女が輪になって踊っている。
大都会ではご近所付き合いが希薄というが、そんなことを忘れそうなほどみんなにこやかだ。
炭坑節が流れた時、一気に自分の子供時代に引き戻された。
父方の祖父母宅のそばの広場であった盆踊り。
あの時初めて浴衣を着せてもらったような気がする。
子供用の浴衣の帯は金魚の尾ひれのように柔らかくひらひらとしていて、それがすごく嬉しかったのを思い出す。
ちょっとだけ涼しい夜風の吹く日本の晩夏。
Nozomi
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