Joy Yoga

中東イスラエルでの暮らしの中で、ヨガを通して出会う出来事あるいは想いなど。

元旦は何処へ

2012-01-06 17:53:11 | 日記
イスラエルで暮らしていると年が明けた実感がなかなか湧いてきません。
なにせこちらは秋のうちにユダヤ暦の新年を迎えてしまっているものですから。

ネットを通じて日本の年明けを追っていましたが、いざ日本が年明けをしてもこちらはまだ大晦日。7時間後にイスラエルも2012年を迎えたわけですが、いつもと変わらぬ味気ない午前0時でありました。
自分にとっての新年の設定をどこに定めるかにいまだ迷いがあるので、感覚的には「1月が来た」というより「13月が来た」という感じでしょうか。ちょっとしたファンタジー気分が味わえます。
西暦の新年もピンと来なければ、ユダヤ暦の新年もやはりピンと来ないので、どこで気持ちの切り替えをすれば良いのやら。
「新年の手帳さえあればなぁ」と思うのですが、イスラエルで売っている手帳もやはりユダヤ暦に基づいているので秋から始まって秋で終了。
しかもヘブライ語仕様で横書きの右開き。時間を過去に遡っているような錯覚に陥るので、私はまだ使ったことがありません。
幸い、先月下旬に引越しをし、その準備等で年末大掃除気分を存分に味わえたので今年はいくらか心を新たに過ごせています。

まぁ、それにしてもイスラエルは見事なまでに世の大晦日も元旦も無関係に社会が回っています。
今年の元旦は日曜日にあたりましたが、ユダヤ暦では日曜日から金曜日までが平日なので子供たちは普段通りに学校に出かけていきました。おまけに、主人は元旦から国外へ出張。
「せめて家の中だけでもお正月気分を」との目論見も虚しく空振り。
まぁ、どのみち「おせちもねぇー、おもちもねぇー、お年玉やるけどお屠蘇もねぇー」と、昔流行った吉幾三さんの歌の替え歌が心の中で自動再生されてしまう食環境なのですが...。

そんな中、今年は輪をかけて元旦らしからぬ日になったのは、新居の内装のために大工さんがやってきたため。
元旦の朝から呼び鈴が鳴り、新年の挨拶などどこ吹く風で、材木を持ち込んではブォーーーンと電気工具の音を響かせます。コンクリートの壁にも穴を開けるので、それはもう凄まじく、初夢の記憶も瞬く間に吹っ飛んでしまいました。


こんな感じでリビングの一角に和風コーナーを造ってもらいました。

1.枠付け 働く大工さんたち


2.照明と障子の取付け


3.壁部分完成


4.土台取付け完了


5.畳を収め、引き出しや卓などを置いて完成です。



技術、センスともに優秀な大工さん、初めて日本的なものを手がけるとは思えないほどの仕上がりで私たち一家は大満足。


さて、先の記事でちらりと触れたスタジオ。
こちらは別の内装業者に頼んだわけですが、腕は悪くないのに作業自体がどうものらりくらりとしておりまして「明日来る」と言いながら翌々日まで現れなかったりするので、実はまだ未完成です。
どちらかというと前述の大工さんよりこちらのタイプの方がイスラエルではありがちだという例を挙げるときりがありません。

絶賛新装中のスタジオ。今年の抱負も浮かばないので、気休めにセージの葉を焚いてみました。



あ、そういえば、元旦の午後には長男の中学校で三者面談もあったのでした。
いやはや、なんとも手強いユダヤ暦です。


Namaste & Shalom,
Nozomi

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