3月。学生だったら、3月と言えば卒業・・・・・で「お別れ」のシーンがある月。
この何年かの間、お別れを惜しむような人はいませんでした。
それが今日、Cocoちゃんと私にとってお世話になった人と「お別れ」の日でした。
その人とは、Cocoちゃんの足を以前と同じように馬走りできるよう治療して下さった病院の先生。肝臓の治療の為に転院した昨年9月からたった半年、その半年の間に靭帯損傷から病院に通う事、数十回。足と肝臓の治療で何度も通院しお世話になった先生です。私よりもずっとお若い女医さん。若くても的確な判断と納得の出来る明確な説明で本当に信頼できるいい先生でした。
福島の出身の先生で4月から仙台の方へ転院されるとの理由で、今日は最後の診療でした。たった半年ですが、中身の濃いお付き合いだったので、遠くへ行かれる事が何だか寂しい私です。「お別れ」する・・・・心の空虚感を久しぶりに味わっています。
随分昔の事ですが、大学受験で獣医を目指していた私にとって、獣医である彼女は
自分が叶わなかった自分の姿でもあり、古い言い方かもしれませんがキャリアウーマンとして髪の毛を振り乱して現場で頑張る姿は私の憧れでした。
「お別れ」が、こんなに寂しいものか・・・・・と黄昏ている今日の私の口からは「春なのに~お別れですか~♪」と昔流行った歌が・・・・。
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Cocoちゃんが歩けるようになって救われたように沢山の小さな命を救い、沢山の飼い主から頼られる素敵な先生。そんな先生とお別れをして、まだ治っていない肝臓の治療に老いていくCocoちゃんの行く末を考えると不安で一杯ですが、遠く離れた仙台の地で沢山の犬猫ちゃんと飼い主の為にまた頑張って欲しいと益々のご活躍を願っています。
「チェンチェー!本当にありがとタン♪」
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