💓Cocomademoiselleココ・マドモアゼル💓富野有紀子のブログ💓

ビスクドールの制作日記 人形制作する私の紆余曲折しつつも飾り付けない素顔の毎日をご覧下さい

「ありがとう」カウンター♪(^-^)

2012年08月13日 | ♥ 私の思う事

とうとうオリンピックが、終わってしまいましたね。

朝起きて、テレビを付けるのが楽しみな数日でした。

沢山のメダルを獲得しましたが、残念だったのはレスリングの浜口京子さん。

あの親子を見る度に、自分と父親を重ねてしまいます。

とてもいい父親なんだけれども人目も気にせず我が道を行くワンマンさが、ちょっと迷惑な娘。衝突する事ばかりだけれども、お互いを思いやる親子。

長くブログにお付き合い下さった皆さんは、ご存じの通り、傲慢な父と私の葛藤の日々。父を変えようとも変える事が出来ず、戦う事を諦め、ありのままの父を受け入れようと自分が変わり、どうする事も出来ない父の事を受け入れながら父の成長を見守ってきたこの数年でした。

信仰心の篤い父が、「神様に感謝した事あるの?」と私の一言で読み始めた小林正観さんの「釈迦の教えは感謝だった」の本から始まり、全ての正観さんの本を読破し、いつからか「ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう・・・・・」っと「ありがとう」の言葉を一日中、口ずさむようになったのです。

そんな父の姿を見つつ、「ありがとう」と言い続けても誰にも迷惑をかけないし、それに「ありがとう」と言う事にはお金もかからないし(*^_^*)、「ありがとう」と言葉に出して感謝した事がなかった父ゆえ、一生で言うべき「あるがとう」の言葉を残された余生で言い続ければいいかも・・・・・と見守っていたのでした。

「やるとなったらとことんやる!」。そんな父ゆえ、何をしていても「ありがとうございます、ありがとうございます・・・・・」と口が動き、テレビを観ていても「ありがとうございます」を数える指が動いているのです。

そんな父が、数ヶ月前に「ありがとう」を数え過ぎて指を痛めてしまい、ボタンを押して数を数えるカウンターを使い始めました。

常に「カチカチ・・・・・カチカチ・・・・・」。何もしていない時の父は、「ありがとう」の言葉のカウンターが、鳴っています。父が毎夜、一日の終わりに書き込む「ありがとう」の数を書き込んだカレンダーは、もう数十万回。徹底的に「やる」その姿には、本当に感心します。

正観さんの本には、五戒を言った時、今まで言ってきた「ありがとう」のカウントが「チ~ン!」っとゼロになると書かれています。五戒とは、「不平」「不満」「愚痴」「泣き事」「悪口」の事。父の「ありがとうカレンダー」の数字は増えていますが、見えないところで「チ~ン!」「チ~ン!」「チ~ン!」と音がして、可哀想ですが何度もカウンターがゼロになっているはずです。(--〆)

声を荒げて従業員に怒る父に「あ!またカウンターがゼロだ!」と冗談交じりに言いつつ、今日も「ありがとう」を言い続ける父。

この頃、ブログにあまり登場しなくなった父ですが、いつからか傲慢親父と掲載していた父は、怒る事も無くなり、娘の話にもじっと耳を傾け、争う事も全く無くなり、ちゃんと話し合いが出来る人になっていました。

「ありがとう」を言い続けてもまだ父の心願は叶っていませんが、あの傲慢だった父が、怒りを無くし素直に人の話を聞く事が出来るようになった事は、年をとったせいなのか、「ありがとう」を懸命に言い続けているからなのか、はたまた、それこそが「ありがとう」の「ミラクル」なのかよく分かりませんが、あの父がこんな風に変わった事に、改めて驚いている娘です。

そんな父の心願成就を願って、私も買いました。

               120812

私用の「ありがとうカウンター」。

一週間ほど前から、私も「ありがとう、ありがとう、ありがとう・・・・・」の毎日です。

過去に何度も「ありがとう」を言い始めてみたのですが、言うのを忘れてしまったり、数えるのが面倒だったり。

「カウンター」があると万歩計と一緒で、数を知る事が出来ることで励みになり、もっと頑張ろう!っと思えてきます。

結構楽しいので、母と弟にも「カウンター」を買ってプレゼントしました。

母と弟も、ちょっとハマって「ありがとう、ありがとう・・・・・」が始まりました。

「ありがとう」を言ってカウンターで数え始めたら、どんな事があっても5戒は言えません。だって、増えるカウンターの数が「チ~ン!」っとゼロになってしまいますから。(*^_^*)

いつか父の心願成就の日が来る事を家族中で願って、今は家族皆で「ありがとう、ありがとう、ありがとう」。

まだまだ父には大変な事は一杯あるけれど、この頃の富野家は、家族中が笑顔で笑って「ありがとう」の日々なのです。(^-^)

追伸 オリンピックで最後に金メダルを獲ったボクシングの「村田諒太」さんの奥さまが、オリンピックに出る前から「五輪で金メダルをとりました。ありがとうございます」と書いた紙を冷蔵庫に貼っていたというのをワイドショーで観ました。その言葉の通り、48年ぶりの快挙でもあるボクシングで「金メダル」を獲得した村田さん。アナウンサーの人が奥さまに「どうして金メダルをとっていないのに、そのように書いたのですか?」との問いに、「母がこんな風に書けば願いが叶うと教えてくれたから」とお答えになりました。きっと奥さまのお母さまは、小林正観さんの本を読んでいたに違いない!っと我が家の今日の一番の話題になっていました。(^u^)