2・3年前にもニュースになったが
コンゴ民主共和国内のカフジ・ビエガ国立公園でヒガシローランドゴリラの棲みかが脅かされている。
鉱物資源が豊かなこの地に希少金属<レアーメタル>が携帯電話やIT産業に欠かせない<タンタル>物質がねむっているから。
その場所はカフジ・ビエガ国立公園。
世界遺産でありながら、傍若無人にも入り込み、棲みかを追われるだけではなく
(今日のニュースでは)100頭のヒガシローランドゴリラが食されていた、との報告があった。
絶滅危機にあるゴリラを救おうと、「ケータイゴリラ活動」をしているNPOの羽仁カンタさんが渋谷で呼びかけていた。
使わなくなった携帯電話を分解し、わずかなレアーメタルを取り出すのだが、今までわずかながら成果を出しお金が集まった、と言っていた。
この活動はゴリラ先生こと山際教授が、ゴリラ保護を訴えて始まった。
携帯電話の回収を高めることで、タンタルの価格を抑え回収したお金をゴリラの保護に使うというもの。
もっと詳しくゴリラの現況を知りたい方は <ココ>
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ゴリラの棲息地 ↓
ゴリラは霊長類の仲間で、アフリカの赤道下の熱帯雨林だけに生息する。
以前はニシローランドゴリラ、ヒガシローランドゴリラ、マウンテンゴリラの3種に分けられていたが、
遺伝子の研究により、最近はニシゴリラ(ニシローランドゴリラ、クロスリバーゴリラ)と
ヒガシゴリラ(マウンテンゴリラ、ヒガシローランドゴリラ)に分類される。
1980年代に約10万頭いたとされるニシローランドゴリラはほぼ半減したとみられヒガシローランドゴリラは約1万6000頭。
マウンテンゴリラは約700頭、クロスリバーゴリラは250~300頭ほどしかいない。
いずれも絶滅のおそれがある種に指定されている。
参照=毎日JP=