マッジョーレ湖にはいくつかの島が点在しますが、ストレーザ近くの3つの島が観光の拠点です
3つの島はイゾラ・ベッラ(Isora Bella)、イゾラ・ペスカトーリ(Isora dei pescatori)、イゾラ・マードレ(Isora Madre)
中世時代にロンバルディア地域で有名であったボッロメオ家が所有していたことからボッロメオ諸島とも呼ばれます
ボッロメオ家は当時ミラノを統治していたヴィスコンティ家、スフォルツェスコ家と並ぶ3大御三家のひとつであり
現在でもミラノ大聖堂の地下聖堂には
ボッロメオ家からミラノ大司教になったカルロ・ボッロメオ(Carlo Borromeo 1584年没)が安置されていることで有名です
マッジョーレ湖観光の目玉としては3つの島のうちイゾラ・ベッラが最も有名です。この島は直訳すると「美しい島」と呼んでいます
ベッラ島に着きました
黄色の服はガイドの○○○さん
15世紀頃からこの一帯を支配していたボッロメオ家の宮殿(Palazzo Borromeo)
から見学です
ベッラ島は、ボッロメオ伯爵カルロ三世がその妻イザベラに捧げるため、有名な5人の建築家の指揮のもと1632年に着工された
この館と庭は、観光客の少ない冬期には、ボッロメオ家の人たちが実際に使用しています
滞在日は旗を掲げるとガイドさんから聞きました
宮殿内の各部屋は贅を尽くしボッロメオ家の繁栄ぶりをうかがわせます
中でも舞踏会大広間は特に有名だそうです(6枚目)
↓ フォト6点はお借りしました
出典 www.barbanella.altervista.org
地下にある凝灰岩や貝殻で覆われた洞窟風の部屋もあり
夏の暑さをしのぐため海底の世界をイメージして造られたのかもしれません
可笑しかったのは、前にフランスの団体がパシャパシャカメラを押して注意されていた、、、
個人主義のお国は気にも留めずパシャパシャ!そしてダラダラ~ 団体行動には不向きみたいですね
日本人が真面目すぎ! そうかもしれませんね(≧▽≦)
ボッロメオ家の紋章である「白い一角獣」と ↓ の「三つの指輪が合わさった紋章(家紋)」
三つの指輪はミラノの三大名家ヴィスコンティ家、スフォルツェスコ家、ボッロメオ家をあらわすそうです
植木鉢・ゴミ箱・買った包装紙の図柄にも三つの指輪でした
。
ベッラ島のすぐ隣にあるペスカトーリ島が見えています
カモに驚いていると・・・
白いクジャクが普通に歩いています(*_*)
何でしょうか、、まさにバロック時代に遡ったような高貴さと優雅さと
ヨハン・セバスチャン・バッハ 、ヴィヴァルディの音楽が聴こえてきそうですね
バロック コチラ
階段状の庭園(4 ~ 10月のみ開園)が存在し、イタリアバロック建築の傑作として知られています
よく見ると彫刻のポーズは直截的・情動的な不統一「いびつ、奇妙、不規則!」バロックですね
庭園は大小の彫刻や噴水で飾られ数段の階段上のイタリア式のバロック庭園が広がっており
その最上段にはボッロメオ家の紋章である「白い一角獣」が威厳を払い勢いがありますね
↓
土地が狭いため立体的に組み合わせ造園技術は素晴らしい
植栽も手入れがよく当日も係りの造園者が手入れをしていました
クジャクのメスですか? バナナ園の日陰に
階段を降りながらも庭園の素晴らしさは続きます
上から見えたハスの池、アジサイやハスの花は日本の花と思いがちですが
しっかりヨーロッパにも馴染んで、よく目にします
丁寧に植えられた植物は太陽に照らされスクスク育ち、ここではオーガニック栽培もされています
良く見ると、果物やハーブが沢山!
横にある売店では、ここで作られた植物を使ったハーブティーや石鹸、コスメなどが売られていました
1797年にはナポレオン・ボナパルトも同島に逗留した、と宮殿で説明がありました
この辺りでナポレオン、ジョセフィーヌが並んでいた風景画を観ました
レモン、キンカンなど柑橘系がたわわ、、
トラケロスペルムヌ・アシアチクム(Trachelospermum asiaticun)
キョウチクトウ科 テイカカズラ属
ワタクシの目の前で写真を撮ったのでビックリ☆ 映画のようなシーンになりました
続けて温室の中に
ボッロメオ家の宮殿も見応えありましたが、、、
バロック庭園も時空を超えた映画のシーンのようで素晴らしかった
☆以前TVで観ていて是非行きたいと思っていたベッラ島、実現出来てウレシイです☆彡
巨木のクスノキは集合場所に
船着き場辺りは小さなカフェもあり、ちょっと休憩もできます
宮殿の入口・出口前を通って
次は隣のペスカトーリ島とマードレ島に向かいます