一昨日の続きです。
〇浪江町内での事業活動状況について、ご報告いたします。
3月1日現在の浪江町内での事業者の活動状況については、再開・新規あわせて20事業者24事業所となっております。町といたしましては、今後、町内での再開支援策をまとめ、町内において事業再開を進めやすく、インセンティブのある環境づくりに努めてまいります。
〇雇用の場の創出・企業誘致の取り組みについて、ご報告いたします。
現在、大平山の南産業団地と北幾世橋地区の北産業団地の整備基本計画の策定を進めております。
また、町が集積を目指す産業である、エネルギー関連や復旧・復興資材生産などの関連企業 約3,200社に対し、進出意向のアンケートを実施し、現在集計を行っているところであります。意向が確認された企業については、積極的に訪問するなど企業誘致活動を進めてまいります。
〇町内仮設商業施設整備について、ご報告いたします。
帰還する町民の生活環境整備のために、役場南側駐車場に仮設商業施設の整備を計画しており、2月初旬に浪江町商工会員に入居募集を行い、15日には説明会を行いました。
今後は、希望される事業者の方々と協議しながら、入居事業者の決定、建物の仕様や工程などの具体的な打合せを進めてまいります。
〇観光、産品振興について、ご報告いたします。
12月に“セデッテかしま”において「なみえフェア」を開催し、また、“東京日本橋ミデッテ”において県主催の「相双まるごとうまいもの展」へ参加しました。いずれの会場も多くの来場者でにぎわい、町の現状発信と産品の販売及びPRを実施したところであります。
このような、ふるさとを感じることができる機会を創出する産品の振興について、引き続き力を入れてまいります。
〇復興組合の設立について、ご報告いたします。
2月末までに、酒田農事復興組合をはじめ13行政区9組合が設立されたところです。さらには、組合設立のために牛渡・樋渡地区、川添地区においても準備会が進められているところであります。
今後も農地の除染が実施される地区においては、町として復興組合の設立を支援してまいります。
〇浪江産の米販売等について、ご報告いたします。
本年度、酒田地区において販売を目的として栽培されていた米について、12月上旬から「東京大学消費生活協同組合」での店頭販売、「合資会社旭屋」でのインターネット販売等により販売を行い、1ヶ月程度で完売いたしました。
また、本年度も浪江産米での日本酒作りを実施しており、出来上がった日本酒は、震災から5年が経過するにあたり、浪江町民の避難を受け入れていただいております、全国約500の自治体に御礼と浪江町の産業再生の現状を発信することを目的に発送いたします。
今日はここまで。