一昨日の続きです。
〇浪江町花卉(かき)研究会について、ご報告いたします。
これまでに6回の検討会と早稲田大学や仙台白百合大学等の学生の参加を得て、就農体験や若者との意見交換会を実施いたしました。これらの検討結果を基に3月末までに、農業経営のプラン策定をいたします。
〇「浪江町の新しい水産業デザイン実現化事業」について報告いたします。
2月24日に開催された第4回浪江町水産業協働委員会において、事業の最終報告を受けており、漁業再開に向けた共同施設計画、新しいスタイルの漁業、放射性物質対策や衛生管理等について提言されております。
今後、施設整備などを含め、漁業者の皆様と共に、本格漁業再開に向け事業検討を進めてまいります。
〇賠償支援の取り組みについて、ご報告いたします。
昨年12月から訪問支援希望者へ訪問を開始し、請求書作成等の支援を進めており、2月末現在で27名に延べ56回の訪問を実施いたしました。今後も支援希望者には、町として積極的に支援してまいります。
浪江町ADR集団申立てに関しましては、昨年12月にADRセンターの仲介委員から、東京電力に対し強く和解案の受諾を求める「和解案受諾勧告書」が提示されました。
また、年末・年始にかけ県内外7カ所において経過説明会を実施し、多くの町民にご参加をいただきました。参加者からは「和解案の全てを東京電力が受諾するよう交渉継続」を希望するご意見を多数頂戴いたしました。
これらのことを踏まえ、2月2日には議員各位をはじめ、行政区長、自治会長、経過説明会参加者等の約100名の町民の皆様と共に、国、東京電力等に対する要望・要求活動を実施しました。
今後については、ADRセンターの動きを見極め、弁護団と協議のうえ、東京電力が和解を受諾するよう、出来得る限りのことを進めてまいります。
〇津波被災地の復興事業について、ご報告いたします。
津波被災者の生活再建のため、防災集団移転促進事業により、移転促進区域内の宅地等の買い取りを進めておりますが、現在まで、契約手続き中を含め、約480件、面積にして約80%の契約となっております。また、議会の議決が必要となる5千平方メートル以上の契約につきましては、45件の契約となっております。
移転先住宅団地の整備につきましては、幾世橋地区に23戸、請戸地区に42戸を整備する計画であり、現在、両地区とも敷地造成のための実施設計、並びに開発許可に伴う関係機関協議等を行っているところであります。
今日はここまで。