昨日の続きです。
それでは、12月定例会以降の町政執行状況について、ご報告させていただきます。
〇はじめに、準備宿泊の状況について、ご報告いたします。
3月1日現在で、申込状況が316世帯で743人、そのうち実際に宿泊した方は、249世帯569人となっております。ホテルなみえには164人が宿泊いたしました。
宿泊された町民の方々からは、生活するうえでの不便さや人がいなくてさびしいという声を頂くこともあれば、自宅での生活の快適さを笑顔でお話しされる方もおられます。
こういった貴重なご意見を踏まえ、今後ともふるさとの再生を加速化させてまいります。
〇次に、消防団活動について、ご報告いたします。
今年度は消防団の将来像内部検討会を5回開催し、町内の活動について検討を重ねてまいりました。
その結果、各分団員が避難をしている現状では、火災発生時の初期消火など、
スピードが求められる対応は既存の組織体制では困難であるため、役場職員を構成員とする分団を組織するという結論に至り、今期定例会において関連議案を上程させていただきますので、ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。
地域を守る消防団の存在は非常に重要であり、帰町する町民の皆様を安心して迎えられるよう、町としても後押ししてまいります。
〇次に、地域防災計画の改訂状況について、ご報告いたします。
帰町後の町民の皆さまの安心・安全確保のため、昨年度より地域防災計画の改訂作業に着手してまいりましたが、3月6日の防災会議において改訂版の策定という運びとなりました。
今後は、本計画をもとに作成する防災ガイドブックを全町民に配布する予定となっております。
また、本計画に基づき町民の皆様と訓練を重ねながら、浪江町ならではの震災の教訓を活かした実効性のある避難計画や災害に強い町づくりに努めてまいります。
〇次に、避難指示解除に関する住民懇談会について、ご報告いたします。
1月26日から2月10日まで、県内外10会場で開催いたしました。
環境省からは「浪江町における除染及び廃棄物処理」について、内閣府からは「浪江町の復興・再生に向けた取組」についての説明があり、町からは「フォローアップ会合報告書」及び「復興計画【第二次】案」について説明いたしました。
延べ1,249名の方にご参加いただき、会場での発言やアンケート調査などにより、多くの皆様から貴重なご意見をいただくことができました。
〇次に、浪江町復興ビジョン検討会議について、ご報告いたします。
12月19日に、検討会議において、中間報告書がとりまとめられました。
報告書には、町が「イノベーション・コースト構想」及び「福島新エネ社会構想」と密接に連携し、将来にわたって発展していくため「町が目指していく将来ビジョン」や、「取り組むべきチャレンジ」について記載されております。
これら各施策を反映した復興計画【第二次】案を今期定例会に上程させていただきますので、ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。
今日はここまで。