博文(ひろぶみ)通信

浪江町の今をできる限り発信!

R2.3月定例会行政報告 その2

2020-03-19 14:40:08 | 日記

昨日の続きです。

 

○はじめに、新型コロナウイルス対策について、ご報告いたします。
今般の新型コロナウイルスの国内感染の拡大に伴い、町内での感染拡大を防止するため、政府の要請を受けまして、3月8日に予定しておりました浪江町芸能祭、ならびに「まるしぇの日」イベントの開催を見送ることといたしました。また、町立小中学校につきましても、3月4日より臨時休業の措置を取ることといたしました。
さらに、4月に予定しておりました町民号につきましても中止することを決定し、参加申し込みのあった町民の皆様に、個別に中止の案内を送らせていただいたところであります。
また、3月11日に予定しております東日本大震災9周年追悼式につきましては、規模を縮小し、ご遺族の皆様と一部関係者に限定して開催することといたしましたので、議員各位のご理解をお願い申し上げます。開催にあたっては、時間の短縮や消毒液の設置などさらなる対策を講じてまいります。
町内での感染防止の取組みといたしましては、町内の公共施設への予防対策のポスターを掲示し、注意喚起を行っているところであり、町内の事業者に対しましても同様の協力をお願いしたところであります。
 今後予定している各行事につきましては、政府の要請と社会動向等を見極めながら、実施、開催の可否について適切に対応してまいります。

〇次に、ふるさと帰還通行カードの利用期間延長について、ご報告いたします。
 多くの町民の皆様からの要望を受けまして、これまで様々な機会で国に対して要望してまいりました、ふるさと帰還通行カードの利用期間延長につきまして、令和3年3月末までの1年間延長され、現在、ネクスコから順次利用者に対して、新しいカードが発送されております。
 本件については、町民の町への一時帰還や、かつて隣近所だった町民同士が再会するなど絆の維持に、非常に重要な役割を果たすものでありますので、当分の間継続するよう、引き続き国に対して要望を継続してまいります。

○次に、国民健康保険等の一部負担金等の免除の継続について、ご報告いたします。
 国民健康保険、後期高齢者医療及び介護保険につきましては、原発事故の特例措置による一部負担金等の免除措置が、旧避難指示区域等の上位所得世帯を除き、令和2年7月31日まで期間を延長することとなり、2月下旬に対象者の方へ一部負担金等免除証明書を送付いたしました。
本件についても、引き続き継続するよう、国に対して要望してまいります。

〇次に、中心市街地整備事業について、ご報告いたします。
 本事業につきましては、具現化に向けた財源を確保するため、これまで復興庁と継続的に協議を行ってまいりました。
このたび、復興庁に対して浪江駅周辺整備計画の策定に係る財源について交付申請をいたしました。
 今後、浪江駅周辺地区における導入機能など、具体的な整備内容を精査しながら、中心市街地の復興とにぎわいのある環境の再生を加速してまいります。

〇次に、町有財産に関する損害賠償の和解成立について、ご報告いたします。
12月定例会でご承認いただいた、町が所有する土地の価値の喪失等に関する損害請求のADR申し立てに係る和解案について、東京電力側も受け入れ、令和2年1月14日付で
10億3,867万8,335円の和解が成立いたしました。
今後、町が所有する建物等の町有財産に関しましても、和解成立に向けて取り組んでまいります。

〇次に、営農再開支援事業の管理耕作について、ご報告いたします。
 今年度は、従来の保全管理の最終年度となることから、現在、次のステップである管理耕作への移行に向け、準備を進めております。
すでに農業用水路への通水がなされている、立野、苅宿、北幾世橋、北棚塩、南棚塩の5地区においては、地域の担い手の方々による営農に向けた座談会を開催し、農地のマッチング作業を進めております。
それ以外の地区においては、令和3年度の本格的な営農再開に向けた同様のマッチング作業を進めるため、農地所有者の耕作意向の確認を開始したところでありますが、大半の方が、自己管理が難しく他者による耕作を希望する傾向にあることから、引き続き、新規就農者や農業法人といった新たな担い手の確保も視野に入れ、各地域においての面的な営農実現に向け、全力で取り組んでまいります。

 

今日はここまで。