<朝日新聞デジタルより>
今井2位、日本人トップ 別府大分毎日マラソン
2014年2月2日14時21分
第63回別府大分毎日マラソンは2日、大分市高崎山・うみたまご前をスタートし、大分市営陸上競技場にゴールする42・195キロであり、今井正人(トヨタ自動車九州)が2時間9分30秒で日本人トップとなる2位に入った。優勝は昨夏の世界選手権19位のアブラハム・キプリモ(ウガンダ)で2時間9分23秒だった。(記録は速報値)
*今日は、テレビで今井選手が出場した別府大分毎日マラソンを観戦。粘り強い「福島魂」を見せてくれた今井選手でしたが、惜しくも7秒差の2位。今日の悔しさをバネに今後の活躍を、そしてリオ五輪出場を期待します。
ところで、今井選手の実家も3.11で津波被害にあったことを思い出し、ネットで検索したら次のような記事がありました。来月の3.11に追悼式が浪江町内の如水典礼さくらにて、午後1時より執り行われます。午前中には、行方不明者捜索と思い出の品の回収があります。少しでも手がかりが見つかるように私も参加したいと思います。
<2011.6.6付け朝日新聞デジタルより>
「山の神」写真戻った 駅伝の今井選手、実家が津波被害
2011年6月6日5時30分
順天堂大学時代、箱根駅伝で「山の神」の異名をとった今井正人選手(27)=トヨタ自動車九州=の福島県南相馬市の実家は、東日本大震災で津波に襲われた。家族が大切にしていた今井選手の記念の品はすべて流されたが、捜索で回収された物の中から、力走する姿の写真が見つかり、5日、家族の手に戻った。
南相馬市小高区の実家は海岸から約2キロ。福島第一原発から20キロ以内の「警戒区域」内にある。3月11日の震災で津波を受け、2階建て住宅の1階部分が流された。住んでいた家族6人は無事だったが、1階に置いてあった今井選手の写真や賞状、トロフィー、シューズなど100点以上の品が失われた。父親の一秀さん(62)が、将来記念館を開こうと考え、そろえていたという。
家族は県内外の親類宅などに避難。一秀さんと母親の節子さん(60)は4月中旬、初めて自宅に戻ったが、がれきの中から今井選手の品を見つけることはできなかった。
5月から自衛隊や警察による捜索が行われ、回収された品が南相馬市の馬事公苑に集められた。住民に公開される前日の5月24日、写真があるのに市職員が気づいたという。
「順大」のゼッケンにたすき、あえぐように口を開け、腕の時計を押している。2年生だった2005年、箱根駅伝の山登りの5区で11人抜きを演じ、区間記録を更新した瞬間の姿だ。
大小の額に入った、同じポーズの写真が2枚。祖父の貞夫さん(90)のお気に入りで、1階の部屋に飾っていたものという。額は泥にまみれていたが、画像は鮮明に残っていた。
一秀さんから写真発見を伝えられた今井選手は「残っていてよかった。また頑張って、プレゼントするよ」と励ましたという。
写真は5日、市側から兄の憲夫さん(31)に渡され、茨城県日立市に避難中の一秀さんのもとに届いた。一秀さんは「目頭が熱くなった。正人の姿は、親のわたしにも『頑張らなきゃ』との思いを起こさせてくれる。家族の励みになる」と話した。(丹治翔)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます