まずは昨日の日本ダービーの振り返りです。予想以上にスローペースで、位置取りの差が結果を左右した面がまず大きいと思います。こうなると先行していい脚が使えるジャスティンミラノには有利は有利でしたが、願わくば皐月賞のようにもう少しハイペースで流れてくれた方がベターだったかも知れず、先に抜け出したダノンデサイルに及ばず、最後は0.4秒=2馬身も離されてしまいました。追い込み勢からはシンエンペラーが突っ込んで3着。さすがに矢作調教師が惚れた逸材で、底力があります。一夏越してさらに成長するとなると、秋の主役はこの馬になるかも知れないと感じました。
馬券の予想の方は、当初は「枠人気下位作戦」にしたがって147枠で最も人気のなかった4枠のアーバンシックを主軸と見ていましたが、昨日の東京はこのパターンのレース結果が1R〇でしたが、7R×、直前の10Rも×と、×が続いたので無理と諦めて、ジャスティンミラノねらいに変更しました。そこまではよかったのですが、3着のシンエンペラーが結局抜けてしまって……。ギリギリまで相手に入れるかどうかで迷ったんですけど。うーん、▲〇……まででしたねぇ。惜しかった。またがんばります。
さて、ダービーが終わって中央競馬も一区切りですが、今日は安田記念を検討してみます。久しぶりに強い香港馬が2頭も参戦してきて、これはおもしろくなりそうです。以下、過去10年の3着以内馬の傾向をデータで追いながら、今年はどうなりそうか検討してみます。
1)前走(ステップ) ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
〇ヴィクトリアM 6頭(フィアスプライド④2着 ナミュール②8着)
〇読売マイラーズC 5頭(ソウルラッシュ①1着 セリフォス②2着
エアロロノア⑪4着 コレペティトール④8着)
〇ドバイターフ 3頭(*該当なし)
〇京王杯SC 3頭(レッドモンレーヴ②2着 ダノンスコーピオン⑥4着)
〇高松宮記念 2頭(ウインカーネリアン⑪4着)
〇大阪杯 2頭(ステラヴェローチェ⑦4着 ジオグリフ⑧5着
カテドラル⑯9着)
〇ダービー卿CT 2頭(パラレルヴィジョン②1着)
ちなみに、間隔で言えば、中2週が最多で、これは前走ヴィクトリアMと京王杯SCが該当します。これに続くのが、中5週①と中8・9週②で、①はマイラーズC、②は高松宮記念、大阪杯、ダービー卿CTが該当します。ついでに言うと、香港馬2頭は中4週となります。
2)性齢 ※頭数は延べ数
〇3歳 1頭 〇4歳 10頭 〇5歳 10頭 〇6歳 7頭 〇7歳 2頭
/〇牝馬 8頭 〇騸馬 0頭
世代的には4歳と5歳の対決です。2018年以降はこの傾向が特に強く、6歳以上の年長馬は「お呼びでない」という感じがしますが、香港のロマンチックウォリア-はこれを問題なくクリアするのでしょうか。それから近年は牝馬が特に優勢ですので、ナミュールにはよいデータ傾向です。
3)血統
良馬場ならば父・母系にノーザンダンサーの血脈のある馬が好走しています。これで該当馬を拾ってみると……。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・ジオグリフ :父ドレフォン(Storm Bird)/母父キングカメハメハ
・ナミュール :父ハービンジャー(Danzig)/母父ダイワメジャー
・ヴォイッジバブル :父Deep Field(Fairly King)/母父ラーイ
・ロマンチックウォリアー:父Acclamation(Try My Best)/母父Street Cry
・エアロロノア :父キングカメハメハ/母父Rock of Gibraltar(Danzig)
・カテドラル :父ハーツクライ/母父Rock of Gibraltar(Danzig)
・ガイアフォース :父キタサンブラック/母父クロフネ(Vice Regent)
・ダノンスコーピオン :父ロードカナロア/母父Sligo Bay(Sadler's Wells)
・ドーブネ :父ディープインパクト/母父Foot steps in the sand(Storm Bird)
4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
①前走1着馬の3着内率が高め
②前走④人気以内か海外組が好走
③前走4角10番手以下の好走例多い:追い込み脚質注意
④過去3走以内に芝マイルGⅠ出走歴のある馬注意
条件的に浮上するのはナミュールとレッドモンレーヴ、ついでソウルラッシュでしょうか。
5)宮田式バイオリズム◎
・エアロロノア 6・2・4・13
・エルトンバローズ 4・3・0・4
・コレペティトール 5・0・1・5
・ステラヴェローチェ 4・2・2・7
・ソウルラッシュ 7・2・1・9
・パラレルヴィジョン 6・1・3・3
・レッドモンレーヴ 5・4・0・5
・ロマンチックウォリアー 14・3・0・2
6)結 論
香港から参戦する2頭はけっこう強烈だと思うのですが、高松宮記念と同様、日本馬に地の利があると考えます。ナミュールの気配次第ですが、本命は最近の充実度からするとソウルラッシュではないかと思います。陣営もモレイラ騎乗で今度こその思いがあるでしょう。相手は、香港馬とセリフォスに加えて、まだ底の知れないパラレルヴィジョンもルメールさん騎乗でトーンが上がります。レッドモンレーヴの末脚も脅威ですが、このメンバーに入るとどうでしょうか。むしろ、香港遠征でイマイチだったエルトンバローズと昨年4着のガイアフォースの方が馬券的にはおもしろい感じがします。あとはステラヴェローチェが通じるかどうかでしょう。ということで、今日は、
◎ソウルラッシュ 〇パラレルヴィジョン ▲エルトンバローズ △香港馬2頭 でまとめておきます。
今週は台風の北上もあって雨の日が多くなりそうです。馬場に影響しないとよいのですが。本日もお読みいただきありがとうございました。今週もがんばっていきましょう。
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