Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

10/20(金) 追い切り情報まとめ 日曜京都GⅠ菊花賞

2023-10-20 | 調教

 10年くらい前に京都に行ったとき、確かに外国人観光客が増えてるなあと思いましたが、テレビで見る限り、今の多さは当時の比じゃないですね。あんなにぞろぞろと外国人が列をなして通りを歩いてなかったし、錦市場に行っても外国人ばかりって程ではなかったですから。年中こんなんでは、もう京都には行けないなあと思ってしまいますが、「増税メガネ」氏、今度はこのオーバーツーリズム対策に乗り出して、鉄道運賃を差別化するんだそうですが、そんなことをしたら、高運賃に設定された時期や時間帯に、鉄道を利用して仕事に行く人の負担が増えてしまうと思うんですけど、そういうのは別に関係ないんですかね。「休日」はみんな仕事がお休みで、旅行してるわけじゃありませんし……。この件はSNSで批判の声が上がっているようですが、側近も含めて、こういう人たちに制度設計をさせててほんと大丈夫なのかと思ってしまいます。

「本当に余計なことしかしねえ」岸田首相、「ハイシーズンの鉄道値上げ」で国内旅行も“高嶺の花”に | Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌] (smart-flash.jp)

 さて、日曜、その京都で3年ぶりの菊花賞です。金曜の今日は、出走各馬の追い切り情報を集めてみます。ネットに関連情報を上げているみなさん、いつも情報提供ありがとうございます。

 日曜 京都11R 菊花賞 3歳GⅠ 追い切り情報 まとめ 

・トップナイフ:CWで終い12秒台前半。当週軽めで、切れ一息だが、力の出せる仕上がり。

・ウインオーディン:南Wで終い11秒台後半。時計を詰めて上向き。左回りの方が得意で、今回どうか。

・シーズンリッチ:栗東滞在。CW終い12秒台前半。発汗や気負いが目立ち、やや不安。

・ダノントルネード:CW終い11.7。フットワークはよいが、まだ本調子手前の印象。

・パクスオトマニカ:南W11秒台後半。併せた2勝馬に脚色劣勢で、今回は苦しい感じ。

・リビアングラス:坂路53.5-38.8-25.0-12.1。完歩が大きく反応もよい。ここでもやれるのでは。

タスティエーラ:南W36.2-11.7。ダービー以来だが、集中力もあり、上々の仕上がり。

・サヴォーナ坂路51.8-38.1-24.6-12.1。頭はやや高いが、力感のある走りで好調。

・ノッキングポイント:南W38.5-11.5。我慢させて終い伸びる。長距離に疑問はあるが、好調は好調。

・マイネルラウレア坂路51.8-37.9-24.5-12.4。前走より行きっぷり良化。まだ伸びしろがあるのでは。

サトノグランツ坂路52.7-38.4-25.0-12.3。最後だけ軽く。反応よく前回よりさらに上向き。

・ハーツコンチェルト:CW38.0-12.2。手前替えが不器用で、右回りはどうかと思うが、状態は悪くない。

・ナイトインロンドン:南W終い11秒台半ば。1週前よりものびのびと走り、少し上向き。

・ソールオリエンス:南W37.6-11.5。併走馬と並ぶまでに時間を要したが、折り合いは良好。

・ファントムシーフ:坂路54.4-39.9-24.9-11.9。頭が高く集中力を欠く場面も。現状維持程度。

・ショウナンバシット:CW終い11秒台半ば。本来攻め動く馬だが、今回併走馬に脚勢見劣り、不安。

ドゥレッツァ:南W終い11.4。上々の瞬発力を見せ、鞍上ルメールでここでも楽しみな好状態。

 

 3頭を太字にしましたが、個人的な印象をまとめると、以下のようです。5つが満点です(前回リバティアイランドは5つ+αでした)。

 ☆★★★★ 4.5   サトノグランツ    ドゥレッツァ     タスティエーラ

  ★★★★ 4.0   ソールオリエンス   サヴォーナ  

  ☆★★★ 3.5   リビアングラス    ハーツコンチェルト  ウインオーディン

           ノッキングポイント

 

 ダービー馬タスティエーラがぶっつけで菊花賞に出てきますが、休み明けの重さは感じられず、好調との評価。他方、ソールオリエンスは悪くはないが、春の好調時と比べると、やや物足りないといった感じでした。まだオッズはわかりませんが、「二強」勝負は、経験的にはどちらかが馬券から外れるケースが多いのですが、はたしてどうなるでしょうか。

 土曜の重賞、東京のGⅢ富士Sの調教情報も上がってますが、こちらは明日の当日予想に組み入れます。本日もお読みいただきありがとうございました。よい週末となりますように。

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10/19(木) 今週の新潟競馬

2023-10-19 | 予想

 新潟競馬といったら「直千」競馬が名物で、この土日もどこかに組まれているはずですが、どのレースか、明日にならないと馬柱がわかりませんので、今日は事前にわかる日曜11Rの新潟牝馬Sを検討してみます。「埋め草」的で申し訳ないです。

新潟牝馬ステークス【2023年10月22日新潟11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

新潟牝馬ステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年10月22日新潟11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 距離2200のopリステッド競走で、施行されてからまだ3年のレースですが、時期や距離からしてエリザベス女王杯の叩き台のひとつとして設定された感じがします。是非このまま施行条件を変えずに歴史を重ねてほしいところです。では、過去3回分のデータをもとに、3着以内に入った馬たちの傾向(があるかないか)を探ってみます。去年は8・6・5番人気で決まって、波乱となりました。

 

1)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順

 過去3年延べ9頭しかデータがありませんが、重なるのは関ヶ原Sのみ(2/9頭 今回該当なし)で、あてにはなりません。念のため、その他(1/9頭)で該当する馬を挙げれば、関越Sでホウオウイクセル(⑫14着)、丹頂Sでイヤサカ(⑥5着)とビジン(①8着)くらいです。

 

2)年齢

 〇3歳 1頭   〇4歳 5頭   〇5歳 3頭  

 古馬勢が主流と見てよい感じです。3歳で馬券になったのは、一昨年のマリアエレーナ(①人気51㌔ 前走op)のみです。今回3歳勢は、フェアエールングとピンクジンの2頭が出走しますが、両馬とも条件クラスの馬ですので、ここは厳しいかも知れません。

 

3)新潟芝適性

 新潟は一瞬の切れよりも、いい脚が長く持続するタイプの方が有利です。新潟・芝の戦績がよいのは、

 ・4歳 グランスラムアスク  3・0・0・1 (3勝C弥彦特別④1着など)

 ・4歳 エピプランセス    2・0・0・0 (2勝C三面川特別③1着など)

 ・5歳 ローゼライト     1・0・0・0 (1勝クラス⑦1着)

 ・6歳 ホウオウエミーズ   1・0・0・2 (昨年の新潟牝馬S⑧1着)

 ・5歳 パープルレディ    0・1・0・0 (新馬④2着)

 ・5歳 ホウオウイクセル   0・1・1・2 (昨年の新潟牝馬S⑥2着)

あたりでしょうか。

 

4)血統

 3回分からは、父親はディープインパクトかキングカメハメハ系(ルーラーシップなど)が目立つ印象です。ここで該当するのは、

 ・グランスラムアスク:父ディープインパクト

 ・パープルレディ:父ディープインパクト

 ・ビルボードクイーン:父ルーラーシップ

 ・ホウオウイクセル:父ルーラーシップ

 ・ホウオウエミーズ:父ロードカナロア

といったところです。

 

5)宮田式バイオリズム

 最後に、宮田式バイオリズムがの馬です。

 ・パープルレディ     3・1・1・12

 ・ビルボードクイーン   5・5・8・19

 ・フェアエールング    3・1・0・5

  

 条件が重なるのは5歳のパープルレディです。3歳時にはオークスに出走したこともある馬ですが(⑫10着 1着ユーバーレーベン)、去年の4月、中山の野島崎特別(2勝クラス・芝2000④1着)に勝ってから8連敗で、近走も冴えませんので、今回は人気薄必至です。穴候補として押さえておく必要がありそうです。実績的に言えば、去年勝ったホウオウエミーズグランスラムアスクが上だと思いますし、これに去年の秋華賞4着の実力馬メモリーレゾンや新潟記念⑨6着のフラーズダルムらがどこまで迫れるか、という構図だと思っていますので、当日の流れを見ながら、この5頭から主軸を選ぼうと思っています。

 明日は、菊花賞の追い切り情報を集めてみようと思います。東の雄・ソールオリエンスは淀の舞台で再び頂点に立てるのか。輸送もあって、やや心配ですが……。本日もお読みいただきありがとうございました。今日は頼まれて枝木の剪定に行かないといけなくなったので、これから急いで支度します。植木屋さんじゃないんですけど(笑)。今日も無事な一日でありますように。

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10/18(水) 今週のハンデ戦 日曜・東京 ブラジルC

2023-10-18 | 予想

 連日のテレビネタで恐縮ですが、昨日の夕方、テレビをつけて洗い物をしていたら、「下村」、「土下座」……とかいう単語が耳に入って、「んっ?」と思って手を止めたのですが、話題が次に移ってしまったので、内容がわからず、何だろうなぁと思っているうちに、忘れてました。今朝、ネットのニュースランキングを見ていて、「謎」が解けました。

「派閥会長になりたい」報道、下村博文氏が反論…森元首相に「土下座も現金も渡していない」 : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)

 これは例の「ご飯論法」で、土下座はしてない(けど、靴はなめた)、2,000万円は渡してない(けど、2,010万円を渡した)だと笑えますが、いやはや……。そもそも毀損される「名誉」があるかどうかが問題というヤフコメを見て、笑ってしまいましたが、まっ、何にせよ、徹底的にやり合って、是非シロクロをはっきりつけてほしいと思います。

 さて、今日は重賞競走ではありませんが、菊花賞の「裏番組」、日曜東京11RのブラジルCを検討してみます。近年はわりと堅く収まっていますが、ハンデ戦ですから、もしやの期待があります。

ブラジルカップ【2023年10月22日東京11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

ブラジルカップの過去10年データ、好走馬一覧(2023年10月22日東京11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 データをもとに、過去10年で3着以内に入った馬たちの傾向を見てみます。

1)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順

 〇ラジオ日本賞     8頭 (サクラアリュール⑬5着 ゴールドハイアー⑦9着 ロードヴァレンチ⑥13着)

 シリウスS      7頭 (トウセツ⑧7着 ヘラルドバローズ⑤11着)

 BSN賞       3頭 (※該当なし)

 

2)性齢

 〇3歳 3頭   〇4歳 4頭   〇5歳 13頭   〇6歳 7頭   〇7歳3頭

 〇牝馬 0頭    〇騸馬 5頭  

 5歳馬が主流ですが、6・7歳の年長馬がわりと活躍するレースでもあります。加えて、騸馬が来ていますので、今回出走する7歳騸馬のダノンラスターには心強いデータです。

 

3)斤量(ハンデ)

 〇53㌔ 3頭   〇54㌔ 6頭   〇55㌔ 10頭   〇56㌔ 6頭   〇57㌔ 5頭

 極端に傾向が出ているわけではありませんが、中位ハンデの馬に有利な印象です。今回55㌔で出走するのは、牡3エクロジャイト(レパードS②4着)、牡5ゴールドハイアー(ラジオ日本賞⑦9着)、牡4トウセツ(シリウスS⑧7着)、牡6ペルセウスシチー(スレイプニルS⑮4着)、騸4ロードヴァレンチ(ラジオ日本賞⑥13着)です。

 

4)血統

 ここ3年は父系キングカメハメハが目立ちます。母系はノーザンダンサー系でしょうか。両者がクロスするのが2頭いますが、キンカメ産駒の父親まで範囲を広げてピックアップすると、

テンカハル父キングカメハメハ・母父ノーザンダンサー系

ディクテオン父キングカメハメハ・母父ノーザンダンサー系

・ペルセウスシチー:父トゥザワールド(キンカメ系)・母父ノーザンダンサー系

・ラブリークイーン:父ラブリーデイ(キンカメ系)・母父ダマスカス系

 ちなみに、母父がキンカメなのは、エクロジャイトです。

 

5)宮田式バイオリズム

 最後に、今回宮田式バイオリズムの馬を挙げておきます。

 ・エクロジャイト     3・0・2・2

 ・ディクテオン      6・0・2・9

 ・ロードヴァレンチ    4・1・1・7

 

 構図としては、スレイプニルSを走った組と3歳エクロジャイトの力比べという感じがします。中では、実績的に言って、一番強いのはダノンラスターだと思いますが、4ヶ月ぶりでもありますし、人気にもなりそうなので、ここは、ディクテオンに期待をかけてみたいところです。前走スレイプニルSは勝ったダノンラスターから離された11着でしたが、出が悪くて最後方からの競馬になり、斤量の58㌔も響いた印象です。人気を落とすであろう今回はもう少しやれていいと思います。あとは、ダートに替わってから好走を続けるテンカハルです。いい末脚を使えますし、今年の2月、金蹄Sでは、ダノンラスターとクビ差2着ですので、ここでも好勝負だと思います。穴は、初ダートのサトノルークスと、ロードヴァレンチの前残りでしょうか。

 明日は、日曜の新潟のレースから新潟牝馬Sを選んで検討してみます。本日もお読みいただきありがとうございました。今日は畑で空豆の畝立てをしてみます。今日も一日がんばりましょう。

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10/17(火)  土曜GⅡ富士Sの展望

2023-10-17 | 予想

 連日イスラエルとハマスの戦争をテレビで見てると嫌になりますね。人道支援でガザに入った国連職員まで空爆の犠牲になって……。緊急事態ですから、日本政府が邦人救出に動くのは当たり前ですけど、手配したチャーター機に乗った8人(!)から、ひとり3万円ずつ徴収って、これはいったい何なんですかね。しかもチャーター機はドバイまでしか飛ばないそうで、その先、帰国したかったら、自分で何とかしろってことでしょうか。記者会見で、韓国は軍の輸送機をつかって日本人51人(!)を一緒に無償で乗せてくれてますけど、って言われた官房長官、「(政府の対応は)適切だ」とかコメントしていて、これにも仰天しました。こんなんなら「安保法制」のときに国民にきちんと説明しておくべきでした。邦人は救出しますよ、ただし有料ですけど。嫌ならよその国に頼めば、ってね。

チャーター機3万円負担は適切、松野官房長官が言及 イスラエルからの邦人退避巡り - 社会 : 日刊スポーツ (nikkansports.com)

 

 さて、腹いせの次は本来の競馬の話です。今日は土曜の東京メイン富士Sを検討してみます。来月のマイルCSの前哨戦のひとつで、けっこう多彩なメンバーがそろった印象です。

富士ステークス【2023年10月21日東京11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

富士ステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年10月21日東京11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 では、過去10年で3着以内に入った馬たちの傾向をおさえてみます。

1)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順

 〇安田記念     5頭 (レッドモンレーヴ⑩6着 イルーシヴパンサー⑦10着 マテンロウオリオン⑮11着 

                シャンパンカラー⑪14着 ナミュール⑨16着

 京成杯AH    5頭 (※該当なし)

 ヴィクトリアM  3頭 (※該当なし)

 NHKマイルC  2頭 (ダノンタッチダウン⑥4着) 

 関屋記念     2頭 (※該当なし)

 

2)性齢

 〇3歳 8頭   〇4歳 10頭   〇5歳 11頭   〇6歳 1頭   〇牝馬5頭  

 4・5歳馬が多い印象ですが、ここ3年は3歳馬が5/9頭=55%と高い確率で3着以内に入っています。今回はシャンパンカラーとダノンタッチダウンが出てきますが、2キロ差の55㌔で走れる後者の方が、57㌔の前者よりも有利は有利です。あと、6歳以上の年長馬は1頭ですので、7歳のユニコーンライオンには厳しいレースになりそうです。

 

3)血統

 いつもながら父系はディープインパクトなどのサンデー系とロードカナロアなどのキンカメ系、母系ではノーザンダンサーの血脈が気になります。今回のメンバーも父サンデー系と父キンカメ系の二大勢力に大別されますが、母系(母父)にノーザンダンサーの血脈があるのは、

・シャンパンカラー:父ドゥラメンテ(キンカメ系)・母父Danzig(ノーザンダンサーの子)

・ダノンタッチダウン:父ロードカナロア(キンカメ系)・母父Dansili(ノーザンダンサーの曾孫)

・ユニコーンライオン:父No Ney Never(ノーザンダンサー系)・母父High Chaparal(ノーザンダンサーの孫)

  *ノーザンダンサーのクロス:5×4×4

 参考までに、母母にノーザンダンサーの血脈があるのは、イルーシヴパンサー、ソーヴァリアント、タイムトゥヘヴン、ナミュールの4頭です。

 

4)JRAホームページのデータ分析

 JRAのホームページのデータ分析も見ておきます。挙げられているのは、①6歳以上の馬は不振、②前走GⅠ組が有力、③前走が東京、中山、新潟だった馬が好走、④先行馬は苦戦、などです。(データ分析:富士ステークス 今週の注目レース JRA

 前走が安田記念とNHKマイルCだった6頭は、一応これらの条件を満たしています。

 

5)宮田式バイオリズム

 最後に、今回宮田式バイオリズムのよい馬を挙げておきます。

 ・エターナルタイム    4・1・1・1

 ・キラーアビリティ    3・1・0・7

 ・ステラヴェローチェ   3・2・2・4

 ・タイムトゥヘヴン    2・2・2・17

 ・ダノンタッチダウン   1・2・0・2

 ・ナミュール       3・2・1・5

 ・ユニコーンライオン   6・3・1・19

 

 各条件に合致して浮上するのは、3歳のダノンタッチダウンでしょうか。皐月賞惨敗後のNHKマイルCは雨中でよく粘って4着。斤量55㌔なら、ここも上位に食い込めそうです。ただ、個人的な好みで言うと、追い込み馬ではないので、先に抜け出しても、最後に外から来た馬に差される心配はあります。また、NHKマイルを勝ったシャンパンカラーが安田記念で14着に敗れ、3歳世代と古馬の力量比較から、ここではやや疑問な感じはします。

 安田記念の最先着がレッドモンレーヴの6着で、この馬が人気になるとすれば、距離を詰めてきたキラーアビリティや去年のシーマC以来となるステラヴェローチェなど、今までマイル路線とは別距離で活躍してきた馬たちが、このレースでは意外に走ってしまうかも知れません。

 ということで、あとは追い切りや当日のオッズを眺めながら、ねらいを絞っていこうと思いますが、今日のところは太字の3頭に注目しておきます。本日もお読みいただきありがとうございました。今日も晴れて、庭のキンモクセイが香っています。よい一日となりますように。

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10/16(月) GⅠ菊花賞の展望

2023-10-16 | 予想

 昨日の秋華賞はリバティアイランドが勝って、史上7頭目の牝馬三冠を達成しました。単勝1.2倍の圧倒的支持のもと、鞍上の川田くんも負けられない一心だったと思います。オークスほどの圧勝劇にはなりませんでしたが、この世代の牝馬GⅠはすべて獲ったわけで、阪神JFを含む「四冠」は、アパパネ以来2頭目の快挙です。

【秋華賞】リバティアイランド史上7頭目の牝馬3冠!過去6頭の“その後”は…― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル

 予想の方は、朝の段階で(準)中心視したヒップホップソウルが先行勢に加われず、後方にひっついたまま四角で脱落してしまい、個人的な興味というか焦点はリバティがどこで抜け出すかだけになりましたが、直線で早々に先頭に立っての完勝でした。最後にマスクトディーヴァが、前走ローズSと同様の鋭い脚で猛然と突っ込んで来て、ひやりとしましたが(朝は「前走ピークと見て切ります」などとまったく失礼なことを書いてしまいました)、そこはやはり休み明けで馬体重も10㌔増えていたのが微妙に影響していたでしょう。陣営の話では、次はJCに向かうようです。メンバー次第ですが、3歳牝馬として勝利すれば、あのアーモンドアイ以来となりますので、これは「名牝」中の「名牝」ということになります。史上まれな強い牝馬が現れたと思います。その他では、ハーパーもオークス以来でしたが、3着と実力の程を見せました。この中で何頭が11月のエリザベス女王杯に向かうのかわかりませんが、今年も3歳世代が上位を賑わせるのは、たぶん間違いないのでは、と思います。

 さて、今度の日曜はいよいよ3歳牡馬のクラシック・レース、菊花賞です。週明けですので、過去10年のレース・データをもとに、ねらい馬を検討してみたいと思います。秋華賞と同様、昨年・一昨年が阪神開催でしたので、この2年は「例外」と見て、京都競馬場で施行された2011~2020年の10年間で、3着以内に入った延べ30頭の傾向を見てみることにします。

菊花賞【2023年10月22日京都11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

菊花賞【2023年10月22日京都11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 

1)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順

 〇神戸新聞杯     17頭 (サトノグランツ③1着 サヴォーナ⑩2着 ファントムシーフ②3着 

                  ハーツコンチェルト①5着 ショウナンバシット⑧7着 マイネルラウレア⑥8着

                  シーズンリッチ⑦10着 ナイトインロンドン⑤11着

 セントライト記念    6頭 (ソールオリエンス①2着 ウインオーディン⑩6着)

 阿賀野川S       2頭 (リビアングラス②1着

 

2)トライアルの時計比較

 ◇神戸新聞杯 (*2020~22年は中京2200mなので比較から除外します)※Rはレコード

  今年  サトノグランツ   ③1着 2分23秒5 (33.1)⇒菊花賞 ? 

  2019 ヴェロックス    ②2着  2分27秒3 (32.5)⇒菊花賞①3着

      ワールドプレミア  ③3着  2分27秒5 (32.3)⇒菊花賞③1着     

  2018 エタリオウ     ③2着  2分25秒7 (33.9)⇒菊花賞②2着

  2017 キセキ       ②2着  2分24秒9 (33.9)⇒菊花賞①1着

      ダンビュライト   ④4着  2分25秒2 (35.0)⇒菊花賞④5着)

 ◇セントライト記念

  今年  ソールオリエンス  ①2着  2分11秒7 (34.0)⇒菊花賞 ? 

  2022 ガイアフォース   ③1着  2分11秒8 (34.7)⇒菊花賞①8着

      アスクビクターモア ①2着  2分11秒8 (35.0)⇒菊花賞②1着

  2021 アサマノイタズラ  ⑨1着  2分12秒3 (34.6)⇒菊花賞⑤9着

      オーソクレース   ⑤3着  2分12秒7 (35.3)⇒菊花賞③2着

      タイトルホルダー  ①13着   2分13秒6 (34.7)⇒菊花賞④1着

  2020 バビット      ④1着  2分15秒0 (37.0)⇒菊花賞③10着

      サトノフラッグ   ①2着  2分15秒3 (36.5)⇒菊花賞⑤3着

 今年のトライアルは、両レースとも時計的には十分菊花賞を獲れる水準だと思います。セントライト記念1着のレーベンスティールは今回出走しませんが、2着のソールオリエンスはあくまで菊へのステップで、負けはしましたが、昨年の菊花賞馬の勝ち時計を上回りましたので、上々ではないかと思います。神戸新聞杯組も今回多数出てきますが、5着のハーツコンチェルトまでコンマ1秒差ですからほとんど差がないと考えてよいのでは。

 

3)血統

 一昔前はダンズインザダーク産駒が連戦連勝という時代もありました。長距離戦だけにステイヤーの血脈は重要ですが、過去10年では、父系ディープインパクト(サンデー系)が圧倒的です。特に、サトノダイヤモンドとキズナは菊花賞を勝っていますので、両産駒には注意しておきたいところです。

 ◆父ディープインパクト系

 サトノグランツ(父サトノダイヤモンド

 ・サヴォーナ(父キズナ

 ・ショウナンバシット(父シルバーステート)

 ・ナイトインロンドン(父グレーターロンドン)

 リビアングラス(父キズナ

 

4)JRAホームページのデータ分析:距離実績に注目

 JRAのデータ分析では、過去4年の優勝馬4頭に共通する条件として次の4点が強調されています。データ分析:菊花賞 今週の注目レース JRA

 ①4月以降のJRAのGⅠ・GⅡにおいて3着以内

 ②通算出走数が8戦以下

 ③前走との間隔が中4週以内

 ④前走の距離が2000メートル超2500メートル未満

これらを満たすのは、サトノグランツソールオリエンスハーツコンチェルトファントムシーフの4頭です。トライアルなしに直行してきたダービー馬のタスティエーラは、データ的にはやや苦しい感じです。

 

5)宮田式バイオリズム

 最後に、宮田式バイオリズムがの馬を挙げておきます。

 ・ウインオーディン    1・2・0・4

 ・サトノグランツ     4・1・0・2

 ・ソールオリエンス    3・2・0・0

 ・タスティエーラ     3・1・0・1

 ・トップナイフ      2・4・1・4

 ・ノッキングポイント   3・1・0・3

 ・ハーツコンチェルト   1・1・2・3

 ・ファントムシーフ    3・0・2・2

 ・マイネルラウレア    2・0・0・3

 ・リビアングラス     3・0・1・1

 

 初めての関西遠征に若干の不安がありますが、皐月賞馬ソールオリエンス中心でいいのではと思います。同馬と神戸新聞杯の上位組の対決と見るのが妥当でしょう。これにタスティエーラがどこまで絡めるか。その他、GⅡ札幌記念を勝ったトップナイフや、GⅢ新潟記念を勝ったノッキングポイント、4連勝中のドゥレッツァ、阿賀野川Sを勝ったリビアングラスなどがいますが、勝つまではどうかという感じです。全体として、昨日の秋華賞につづいて、このレースも本命サイドで決まる公算が高く、馬券は何か1点買って、テレビ観戦するのがいいと思います。

 明日は、菊の前日の土曜、東京で行われる富士Sを検討してみます。ステラヴェローチェが復帰戦を迎えますが、マイル戦でどこまで頑張れるか。天気が悪くなって道悪にでもなればイチオシですが、どうでしょう。

 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。週明けの今朝は快晴で、明るい日差しに何となく元気が出てきます。今週もがんばっていきましょう。

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