HIRO-P'S ROOM

撮影場所:和歌山県串本町 橋杭岩 2024年3月

飯高・美杉へ紅葉狩りツーリング

2014-11-27 23:25:10 | バイクショートツーリング

 久々の更新になってしまいましたね。もう11月も終わりに近づいてきて、毎年のことながら忙しい毎日になってきました。気付けば紅葉がキレイな季節になってきて、こないだの連休、11/24は三重県は飯高・美杉方面へ紅葉狩りツーリングに行ってきました。

ルート:自宅(奈良・橿原)⇒(R166他)⇒旧飯高町⇒(R166・R368)⇒旧美杉村⇒自宅
距離:160㎞

 この時期は日が短くなってきて14時前に出発したけど、夏と比べればだいぶとお日さんが低い位置にあるなぁと思う。地元の紅葉もだいぶと進んできたので、今日向かう方面はもう紅葉が散ってるんじゃないかって心配しながら、進む。本日のバイクはR1200GS。前の週に車検から上がってきてリフレッシュされたばかり。購入から5年が経って、ようやくこのバイクにも慣れた。足が短いくせに生意気にもシートをハイシートにして出発!BMWのバイクはシート裏側の留め金具の位置を変えることによって2段階にシートの高さを変更できる。GSの場合は2cmシート高が上がる。たかだか2cmだけど足付きが悪化して、停車する時はヒヤヒヤする(停車中は左足のつま先しか接地しない)。その代わり走っている時は眺めがよくなって運転しやすくなる。

 東吉野村に入ると一面赤色黄色に染まっている山々が見えてくる。木々は、1年の中で緑色になったり赤色黄色になったり、はたまた散ったりして成長していくわけだけど、とりわけ赤色黄色に染まるこの時期はバイクに乗っていてよかったなぁと思う瞬間。でも赤色黄色に染まっている時期なんて、せいぜい1ヶ月程。社会人になってからは、なかなかそのいい時期に走れる機会って少ないわけで、この日のように晴れた日の紅葉狩りツーリングなんて1年に1回か2回できればいい方だろうか。

 高見峠を越え、三重県へ。そこから少し走ったところにあるJAの建物の横の渓谷は以前から紅葉が綺麗だろうなと思って狙っていたポイントだったのだけど、行ってみるともう散ってしまっていた。残念・・・でもすぐ近くのそば屋兼植物園の向かいに雰囲気のよさそうなところを発見!行ってみることにした。
駐車場にGSを停めるとアルトに乗ったおっちゃんが声をかけてくれて、この辺りの紅葉スポットを教えてくれた。「猿も出てくるので注意しいや」だって。しかも集団で出てくる時もあるとかで、そんな場合は銃を持ったようなポーズを取ると退散するとか言ってた。まぁ今日は時間がないからおっちゃんから聞いた紅葉スポットは、また次回の楽しみにしておこう。





 そば屋兼植物園は「本日閉店しました」との看板がかけてあったので、近くの獣道みたいなところから降りてみると、R166の旧道なのか、細い橋が架かっていて、そこから渓谷の紅葉が楽しめた。R166からは一段低いところにあるから、観光客は皆無!我ながらいいところを見つけたって思って、PenLite(デジカメ)をかばんから取り出して、スイッチONしたら「カードが認識できません」だって・・・しまったSDカードを家に忘れてきた。ってわけで今回はタブレットの内蔵カメラでの撮影になってしまった。



 橋を渡ったところには東屋もあって思い思いの時間を過ごすことができた。有名観光地の紅葉もいいんだろうけど、ボクはこんな穴場的スポットでのんびり過ごすのが好き。普段はこの辺りは単なる通過スポットだったけど、いいところを見つけた。



 

 この後、もう日が暮れかけているというのに、旧飯南町から旧美杉村へ抜けるR368へ。ここは知る人ぞ知る酷な国道、そう酷道で、↑の写真のような完全1車線の道が続く。ホンとにこれが国道なのかって思ってしまうけど、林道と比べれば清掃が行き届いていて、この点では面目が保たれている。この日、対向車が全くすれ違わず、やっぱり日が暮れると交通量も皆無になるんだなぁって勝手に思ってたら、対向車にコースター(トヨタのマイクロバス)が現れた。この道は何度も通ってるけど、今まですれ違った中では一番の大型車。しかも続いてハイエースが現れたと思ったら、その後ろにオフロードバイクが乗ったトレーラーが繋がれていた。おそらくこの先に関西地区では有名なオフロードコースがあって、その団体一行様なんだろう。この酷道のトレーラーの運転って大変だと思うけど、手慣れた様子だった。





 酷道を通って、次第に道が良くなり、街並みが見えてきたところで寄り道。伊勢本街道の奥津宿へ。ここでは雲出川にかかる石橋からの紅葉を楽しむ。カメラがカメラなので分かりにくいけど、先ほどの飯高町の渓谷と同様、ここの川の水も透き通っていて、ホンとに綺麗。



 空を見上げると、ひこうき雲が伸びていた。



 奥津宿に寄った理由は、もうボクのブログの昔からの読者の方はご察しかな?そうJR名松線の終着駅、「伊勢奥津」駅に立ち寄ること。残念ながら5年前の台風でいまだ鉄道は不通のまま。↑の写真の代行バスが運行されているわけだけど、この日久しぶりに行ってみたら、西側の駐車場だったスペースの一部に観光案内所が出来ていた。思えば、バイクの免許を取り始めた17年前は木造の小さな駅舎だけだったのが、集会所付きの駅舎に建て替えられ、今回も観光案内所ができるなど、どんどん立派になってる。後は鉄道が復旧を待つだけの感じかな?これでSLなんて走り出したら、もっと賑わいが出るのでは?って勝手な思いをするのはボクだけかな。



 この駅のシンボルとも言える給水塔。SL時代にここで水を補給していた施設がそのまま残っている。ホームには列車が来ないのに、ホームの明かりは点いていた。





 ちなみに↑の写真が台風の被害に遭う前、列車がこの駅に来ていた時の写真。6年前の'08年11/23に撮影。駅舎内には旅ノートがあって、終着駅の哀愁を求める旅人が訪れる駅だった。



 ちょうど5時になり町内放送のスピーカーから「夕焼け小焼け」の歌が流れてきた。もう帰ることにしよう。ここから自宅までは1時間ちょっと。昼間は小春日和で暖かかったけど、さすがに日が暮れると冷えてきた。今日は新たな紅葉スポットも見つけて満足満足。年末までは一つ目の忙しい山が訪れるけど、いい気分転換になった1日だった。



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2 コメント

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伊勢奥津思い出しました (Pushpak)
2014-12-02 00:52:16
伊勢奥津、ご一緒しましたね。
今は一時的ではあっても列車が来ることがないのは残念ですが
風情は変わらないことでしょう。
最近は新機種を導入したのにあまり長距離を走ることがなく、
また少し遠出をしてみたいです。
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そうですね (HIRO-P)
2014-12-03 23:40:48
まだ列車が走っていた頃でしたかね。
確かにあの頃と比べて、あまり風情は変わってませんね。
早く列車が来るようになって、活気が戻ってきて欲しいものです。
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