ついに“革ジャン”購入

　先週、9月に予約した“革ジャン”が届きました。





　バイクに乗り始めて13年。今まで「ライダースジャケット」は、ナイロン生地のものばかり着ていた。乗り始めの時なんてお金がなかったから、自転車ツーリングの時に着ていた「THE NOUTH FACE」の「ウインドブレーカー」だった。しばらくして、バイク用の「ゴールドウィン」の「ライダースジャケット」を購入。これは中綿がたっぷり入った暖かいジャケットで、ストリートでも使えたので、普段着としても愛用。時にはスキーウエアとしても使っていた(当時は保護パッドが入っていなかったから、スキーでも使えた)。それ以後も、「ゴールドウィン」のジャケットを夏・冬用にそれぞれ一着、「BMW」のクラブジャケットを1着購入したけど、いずれもナイロン生地であくまでも実用性重視。だって、長距離ツーリングに出かければ、不意に雨が降られるし、ホコリは被るし・・・というわけで、いつも実は在庫品一掃処分セールの時に買っていて、デザインや色は後回しになっていた。

　で、なんでこんな人が“革ジャン”なんて洒落たものの購入に踏み切ったというと・・・やっぱり、バイクの知らない一般の人には「バイク乗り＝革ジャン」っていうイメージがあるようで、「バイク＝ハーレー」と思われているのと同じ感じ。そう、よく「革ジャン着てバイクに乗ってるんですよね」って聞かれるので、やっぱりバイク乗りと革ジャンというのは、「バイクはハーレーに乗ってるんですか？」と同じくらい、一般の人には当然のことと思われているらしい。それにここ1、2年くらい前からバイク雑誌に“革ジャン”の特集が組まれるようになり、その記事を見ていたらバトル系ではなく、ストリートで着てもお洒落なデザインの“革ジャン”が増えていることを知った。そんなわけで、購入に踏み切ったというわけ。

　前置きはこれくらいにしておいて、今回購入したのは、「PAIR SLOPE」の「R50-SL」という“革ジャン”。このメーカーさんの商品は、東京に1店しかなく、昨年まではこの“革ジャン”を含め、ほとんどの商品がそのお店かインターネットの直営店しか買えなかったのが、今年から一部の商品が全国4店舗でも買えるようになり、ボクの住んでいる近所では、「RSタイチ京都店」で購入できるようになった。それでも“革ジャン”だけは買えなかったのだが、今年9月に出張販売が行われ、その時だけ実物を見て、試着して購入することが許された(？)。

　とこんな感じで9/23に「RSタイチ京都店」で、人生初めて“革ジャン”を試着。最初はショートでスリムな「C55-SL」というモデルを試着。鏡の前で見てみると、とんでもなくカッコイイ。正直、試着でこんなに驚いたのは初めてで、“革ジャン”の魅力が分かったような気がした。“革ジャン”といえば「ブラック」と思っていたけど、この「ダークブラウン」はジーンズとの相性が良く、とっても上品に感じた。次に今回購入した「R50-SL」を試着。「C55-SL」と比べればロングタイプで、落ち着いた感じが好印象。ちなみにこの2モデルは、革の厚みが1.0㎜厚の「ライトステア牛革」が採用され、他の牛革モデル(1.2㎜厚)よりも軽く柔らかい仕上げになっているそう。何度も試着して、結局「R50-SL」を購入した。色はもちろん「ダークブラウン」。袖や裾を若干短く仕立ててもらうことにした。当初、納期は1カ月ということで、10/20頃だったけど、材料の納期が少し遅れるということで10/30頃となった。ということは、本当に注文してから作ってくれるわけで、先週末、東京から送られてきた。

　箱を開けて、ハンガーにかけて届いた“革ジャン”を眺めてみる。「日本製」にこだわり、熟練の職人さんがコツコツと作り続けられるという、このメーカーさんの“革ジャン”は、なるほど何か魂が入ったようにボクの部屋の中で主張しているように感じる。縫い目は乱れが一切なく、丁寧に作られていることが分かる。それに独特の“革”の匂い。よくバイク雑誌で「革ジャンは一生もの」っていう表現を見かけるけど、全くその通りな感じがしてきた。残念なことに、今日は雨の休日だったので、袖を通すことはできなかったが、これから紅葉の季節、この“革ジャン”を着てツーリングを楽しみたいと思う。

　最後に、ボクが“革ジャン”を購入するにあたって、参考にしたサイトを紹介します。
「PAIR SLOPE」のサイトはこちら　“革ジャン”をはじめ、ものづくりに関わられる熱意が感じられます。また個人的には「二輪旅紀行」もお気に入り。
　　　　　　　　　　　　　　　　時々、鉄道の記事も出てきます(「ツーリングライダー＝鉄ちゃん」というのは本当？)
「革ジャンネット」のサイトはこちら　バイク用品メーカー7社の“革ジャン”自慢の逸品が紹介されています。普段着としてもお洒落な革製品も紹介されています。