先日投稿したように、今夏のお盆休みは、F650GSダカールで信州へツーリングに出かけました。またいつものように何回かに分けて紹介していきます。
PART1 キャンプ場到着
8月14日 1日目
ルート:自宅(奈良・橿原)→針IC→(名阪国道)→亀山IC→(東名阪道)→楠木JCT→(名古屋高速)→
小牧JCT→(名神・中央・長野・信越道)→信州中野IC→(R292)→志賀高原→(県道471・502)→カヤの平
距離:531㎞ カヤの平キャンプ場でテント泊
1日目は、高速道路を主体とした移動日。自宅を7時30分に出発し、信州を目指す。夏本番の奈良盆地を過ぎて、名阪国道に入ると例年になく涼しさを感じた。今年はいわゆる猛暑ではなさそう。東名阪道を上るにつれて、また暑くなってきた。名古屋高速「小牧線」という高速を利用して、名神高速から中央道に入る。名古屋地区を走るのも久しぶりなので、以前こんな高速があったのか分からないが、ここまで渋滞はなくスムーズに移動できた。
中央道は例年と同じく、恵那付近を先頭に渋滞。渋滞距離は20㎞なので、例年より少し長いくらい。東名の上りが一部通行止めだったので、もっと混んでるかと思っていたが、意外と短く、すり抜けで突破する。恵那トンネルを越えると、気温が10℃ほど下がり、25℃に。信州エリアに近づいてきたことを実感する。夏のバイク旅は過酷だが、気温の変化が肌で分かり、車で移動するよりも楽しく感じる。
長野道、信越道とおそらく'98年の「長野オリンピック」で整備されたであろう高速を走って、信州中野ICで降りる。中野市内で買出しとガソリンを入れ、東へ向かう。R292は今回のツーリングでは「要」となる国道で、中野市内から一気に標高を上げ、日本離れした光景へと期待の膨らむ道である。
丸池から針路を北に向け、県道に入る。奥志賀高原までは、冬のスキーのメッカになっているだけあって整備された道が続く・・・沿道には↑の写真のようにリフトが連なる場所や、リゾートホテルが立ち並んでいる。
奥志賀高原から先は1.5車線の林道となる。「こんな所にキャンプ場があるのか」と疑うほどの渓谷を進むと、いきなり湿原が現れ、その先の牧場に今回のベースキャンプとなる木島平村「カヤの平キャンプ場」が現れた。こんなとんでもない奥地だし、到着も16時過ぎとボクにとっては早かったので、楽勝でテントが張れると思っていたら、大間違い・・・テントサイトはファミリーキャンパーで埋め尽くされていた。正直、ファミリーキャンパーの間にテントを貼るのは嫌なのだが、場所が場所だけに今から他のキャンプ場を探す余裕もない。とりあえず、ここでテントを張ることにした。
こちらは、車やバイクの乗り入れが可能な、牧場横のテントサイト。
こちらは、車やバイクの乗り入れができない林間のテントサイト。
林間のサイトは地面が土なのと、バイクが乗り入れできないので、牧場横のサイトに↑のような感じでテントを張る。ファミリーキャンパーの中にソロでテントを張るのはどうも苦手なのだが、仕方がない。周りで楽しそうにバーベキューをしている中、一人寂しく、レトルトのカレーやカップラーメンを作って、夕食とした。ちなみに↑の写真に写っている、ヨーレイカのテント、EPIのストーブ、ランタン、エバニューのコッフェル、あと中で写っていないが、マッテンベルのシュラフ、モンベルのカッパなどは、すべて学生時代からのもの。この手のグッズは、耐久性が非常に高く、大学卒業から10年経った今でも快適に使っている。
この辺りの標高は1,400mから1,700mあるといい、サイト横には、高山植物が咲いていた。散策コースもあるようで、ここをベースに歩くのも楽しそうだ。
何だかんだで、キャンプ場も日が暮れ、黄昏時になってきた。いつもとは違う屋外で、このように少しずつ暗くなっていく風景を見ることができるのは、キャンプ旅の醍醐味。標高が高いので、寒くなってきた(?)。真夏というのに、半袖では寒すぎ、長袖のTシャツにトレーナー、さらにカッパと持ってきただけの防寒着を重ね着しても寒いくらい。天気はよいが、その分冷え込んできた。到着してからどうも落ち着かないキャンプ場だったが、ようやく落ち着いてきた。
さすがに、高速道路を長距離走ってきたので、いい感じに疲れ、21時には就寝