先週から、近鉄橿原神宮前駅構内に留置されているこの黄色の電車は「はかるくん」という愛称で近鉄が昨年導入した、電気計測車なのです。JRでは昔からこの手の計測車は専用の車両がありましたが、私鉄で導入が始まったのはごく最近のこと。近鉄の場合は、改造車ですが、車体の色が黄色ということもあり、かなり異色の存在です。
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色だけでなく、外観も手が加えられていて、とても改造車とは思えない出来栄え。さらにこの電車は、線路幅の違う南大阪線にも入線するために、この駅で台車を交換して、南大阪線でも計測ができるようになっています。ちなみに、昨日の昼、南大阪線で走っている姿を見かけました。
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JRでも以前の計測車が老朽化して交換時期に入っているようで、JR西日本でも昨年、新タイプの計測車が登場しました。↑の車両は旧型の計測車。2005年11月17日、たまたま若狭方面へドライブに行った時に、小浜線の若狭高浜駅で撮った画像です。
ちなみに、新幹線でも同じ感じの電車が走っていて、名前は「ドクターイエロー」(車両の紹介はこちら)。新幹線と同じ形ながら、車体の色が黄色で、「その車両を見た人は幸福になれる」と昔からの言い伝えがあります。