トップの画像を見て「何をしょうもないバッジチューンをしてるんだ」と言われそうだけど、この車は、父親の車の代車で来ている日産「サニー」。このグレードが珍しい「GTS」。「GTS」といえば、「スカイライン」のイメージが強いけど、ちょっと前の日産では、ファミリーカーにまで、こんな走りをイメージさせるグレードがあったのです。
外観は↑のように控えめなエアロパーツが付くだけ。パッと見た感じでは、普通のサニーと変わらない感じです。ちなみに’93年式なので、外観はボロボロです。
↑ところが、エンジンは1600㏄。
↑タイヤに関しては、一昔前の走り屋御用達のサイズ「185/60/14」を履いています。
↑内装は普通と思いきや(ハンドルとアクセルペダルは社外品)
↑シートはセミバケットタイプと呼んだらいいのか、ちょっと固めのシートが入っています。しかし、後ろの座席はノーマルのまま。だから前席は座り心地が固めなのに、後席は柔らかい感じです。
というわけで、このサニー、古典的な言葉で言えば、「羊の皮を被った狼」みたいな感じ。僕は運転していないけど、父親の話によると、「なかなかよく走る」らしい。この時代のサニーは1500㏄が主流だから、プラス100㏄の余裕なのか。でも、現在は税金の関係からか1600㏄のこの手の車はほとんど無い。しかも部品の共有化か何かは分からないけど、エンジンの排気量まで変えて、スポーツ路線を歩む車もほとんど見かけなくなってしまった。昔はあのトヨタ「カローラ」でもGTというグレードがあって、ほとんど見なかったけど、ワクワクしたのも事実。最近では、このクラスで「羊の皮を被った狼」的な車はマツダの「アクセラ」くらいか。「インプレッサWRX」や「ランサーエボリューション」になれば、リアルスポーツカーの域。日本ではさり気なくスポーティなモデルって売れないのかなぁ・・・似たようなRV車ばかりが売れる今日この頃、もう少しメーカーもワクワクさせるような車を作って欲しいですね。
←今朝の橿原神宮裏参道(畝傍町側)。久しぶりに45分ほどジョギングしてきました。