さすがにお正月休み6日間を取った後の仕事は忙しく、先週はのんびりする間もなく、過ぎてしまいました。今日と明日は連休。ただ、寒波がやってきて、吉野方面は国道でも雪が積もっている情報が入ったので、今日は、神戸のディーラーへF650GDでツーリングに行ってきました。
コース:自宅(奈良・橿原)→柏原IC→(西名阪・阪神高速松原線→環状線→神戸線)→若宮IC→須磨
(帰りは逆コース)
午後から晴れてきたので、バイクで行きましたが、さすがにこの時期、葛城山は薄っすら雪化粧、おまけに小雪がちらついてきました。大阪方面は明るいので、それに期待して走ります。その大阪府内も晴れたり小雨が降ったりの典型的な冬の天気。こんな時期にバイクを走らせるのは、かなりの常識外れの行動と自分ながらに思ってしまいます。
14時半すぎにディーラーに到着。実は昨日、今日とボクの乗っているF650GDの後継車とも言える「F800GS」の発表会がありました。その話題は後で紹介するとして、今日は「F650GS」を試乗する機会に恵まれました。
コースは、第二神明道路の須磨ICから明石ICまで行き、帰りは明石ICから大蔵山ICで降りて、R2で帰って来るというコース。ディーラーの人には「どこへ行ってもいいですよ」と言われたのですが、六甲山は雪が降っていそうだし、淡路島は明石海峡大橋を通らないといけないから、このコースにした次第。
「F650GS」は「650」という名前が付くものの、排気量は800ccあり、ボクの乗っているバイクとはフィールがかなり違いました。第二神明で120km/hまで出しましたが、軽く吹き上がるエンジン、安定感のある走りで、長距離ツーリングがさらに快適になりそうなバイクです。コーナーの走りはサービスエリアへの進入路に限られましたが、これも軽快な走りで峠道でも飛ばせそうなバイクです。ボクのバイクはどちらかというと「トコトコ」と走る感じがしますが、このバイクはスッとスピードが上がります。
明石SAに立ち寄って細部を見てみました。シートは幅が細めになって、足付性は良好。ちょっと固めのシートで乗り心地も固め。ただ、不快なショックはなく、高速巡航もこなせる実力があると思いました。テール周りもLEDを使用して、新鮮なイメージ。マフラーも太くなり迫力が出ています。
明石ICで折り返し、大蔵山ICからは一般道を走行しましたが、トルクがあって、市街地走行も快適でした。市街地から高速までオールラウンドに走れるいいバイクと思います。
ディーラーへ戻ったのは17時。さすがにこの時期お客さんはおらず、じっくりと「F800GS」を見ることが出来ました。「F650GS」とはエンジンの馬力が違う他、タイヤサイズ、ブレーキ、タンク周りなど、各部に渡って変更されています。「F650GS」は軽快な感じがしましたが、この「F800GS」は特に下回りがブラック塗装になっているのと、タンク周りが幅広のデザインになっていて、1ランク上のバイクに見えます。特に、正面から見た感じは迫力がありました。
ボクの乗っているF650GDは、最初全くつま先が付かなかったので、シートを低くしてもらっていました。だからこの「F800GS」も乗れないだろうなぁと思って、またがさせてもらったら、片足が付いて、ビックリ。聞くと「シート幅が狭くなったから」足付きがよくなったとの事で、これならノーマルの状態で乗れそうです。
エンジンもかけてもらいましたが、「F650GS」と比べて14PSパワーアップされたエンジンはかなり図太い音で、さらに高速性能が上がってそうな感じです。これなら、「R1200GS」などの大型バイクでなくても充分な性能だなぁと思いました。
ちなみに今日は「R1200GS」にもまたがさせてもらいました。これも背高のバイクなので、今までは「無理だろうな」と思っていたバイク。でも、このバイクも片足が付いて乗れることが分かって、ビックリ。先に「F800GSで充分」と書きましたが、さすがにR1200GSのボクサーツインエンジンは迫力があり、魅力のあるバイクです。「F800GS」との価格差は約60万円。なかなか悩む価格設定となっています。
見積もりもしてもらって、ディーラーを後にしたのが20時前(ディーラーの皆様、遅くまで失礼しました)。先日から紹介していた新素材の服とカイロのおかげで、冷え込んだ夜のツーリングも寒くなく、快適に帰ることができました。F650GDも車検を受けた後で絶好調。須磨から自宅まで80分で帰ってきました。