HIRO-P'S ROOM

撮影場所:富山県 相倉合掌集落 2024年11月

R1200RS ファーストインプレッション

2018-12-22 23:36:01 | バイク関係


 今年も残すところあとわずか。年末に向けて少しずつ忙しくなってきました。
今日はバイクの話題を。実は11月にメインのバイクを乗り替えました(*_*)




 11月11日、購入から6年、前のオーナーから数えて12年を経過したK1200GTの車検を受けに、いつもの茨木市のディーラーへ。この時点では乗り替える気は全くなく、でもこの6年間全く故障は無かったものの、12年モノのバイクだからいつ故障してもおかしくないし、店長さんが試乗を勧めるものだから、以前から気になっていたR-nine-tに乗ることに。GTはいいバイクだけど、重すぎるんだね・・・今や大ファミリーとなったR-nine-tシリーズ。以前このシリーズのpureに試乗させてもらっていて、なかなか乗りやすい!と思っていて、今回はスクランブラーという少し背の高いバイクに試乗。試乗車はまだおろしたての新車。10kmちょっとしか走っていない。以前試乗した時も感じたけど、エンジンが主人公のように感じるこのバイクの乗り味は独特。でも20分ちょっと試乗して思ったのは、市街地を走るのはいいにしても、郊外にさしかかると結構乗りにくいな、、、雰囲気はいいんだけど、長距離はちょっと難しいかな、、、と思ってお店に帰ってきた。
 そんなボクの表情を感じ取られたのか、店長さんが”R1200RS”の試乗を勧められ、乗ってみる。このRSは存在自体は知っていたけど、「Rシリーズと言えば、GSかRTでしょ」と思っていたから、どんなバイクなのか全く知らない。でも少し走り出して、すごく乗りやすくて運転が楽しいバイクだと分かる! 先ほどのバイクと同じコースを走っているのに、自分の思いのままに走れる。GTとは違って軽快感があって気持ちがいいし、なんか自分の運転がうまくなったみたいに感じる。長距離走行も難なくこなせそうだし、こんないいバイクがあったのかと思ってお店に帰ってきた。

 そして、お店に帰ってきたら、いろいろお得な条件が揃っていて、そのまま契約…先に書いたように事前にこのバイクがどんなバイクかも知らないのに、契約までしてしまった(?)のは、本当に乗りやすそうなバイクだなと試乗を通じて感じたから。実際、家に帰ってからもらったカタログを見て、ジャンルが「sport」になっていたのはビックリ(*_*) 後で聞いたら「スポーツツアラー」との意味との事で、ガチガチにスポーツすることではないらしくひと安心。店長さんも言われていたけど、今やこのRSはGSと人気を二分しているそう。ネットの評価を見ていても高くて、試乗で感じたことは間違いがなかった。
 


 そして11月23日、納車。
 独身の日に契約して、勤労感謝の日に納車とは、今のボクにそっくり当てはまる(?)かな。このブラック・ストーム・メタリックというカラーもなかなかカッコいい。たまたま契約の日の3日程前にお店に入ってきたカラーとのことで、いい時期に買えたなぁと思う。

 さらに衝撃的なのは、納車日の晩から、フェリーで四国へツーリング。納車日の晩から長距離ツーリングに出かけるなんて普通しないと思うけど、これもGTを乗り替えるつもりがなく、社内ツーリングの予定を入れていたので仕方がない。11日に契約して23日にスピード納車となったのはこんな理由もあったわけ。電子制御が満載のこのバイク、正直全くその機能については理解していないというのに、すんなり長距離ツーリングに何の不安もなく行けるのは、試乗で直感的に「このバイクは乗りやすい!」と思ったからにほかならない。実際、南港フェリーターミナルまでの道中も何ら不安は無かったし、このあたりは同じメーカーの製品によるところも多いのかなと思う。








 四国ツーリング、ルートは愛媛県の東予港から松山⇒四国カルスト⇒四万十川⇒土佐清水が1日目。2日目が土佐清水⇒高知⇒徳島。徳島から和歌山へフェリーで渡り2日間で700kmのツーリング。結果から先に言うと、今まで乗り継いできたバイクは少なかれ、緊張からか乗り慣れていないからか、そんなところからくる肩こりがあったけど、このバイクは皆無‼ 2日間とも快晴に恵まれたのも良かった。1日目は久万高原町で気温が1℃まで下がり、初走行の割には大変なコンディションだったけど、まさに疲れ知らず!この大きさのバイクがボクにはちょうど合っているんだな~と思わされた。四国カルストの勾配のあるところでの停車も苦にならないし、間違って四国特有のとんでもない酷道に入ったりしてしまっても安心して走れるし、それでいて高速走行も苦にならず、ホント乗りやすいバイクだなと思う。
 
 R1200GSの時以来、3年半ぶりとなるボクサーツインエンジン。前乗っていたエンジンは空冷でエンジンをかけた時にブルンと左右に振られていたけど、RSのエンジンは水冷となり、そのような振動はほとんど感じられなくなった。クラッチを合わせるのも気を使わなくて良くなったし・・・もちろんGTのスムーズな4気筒エンジンと比べればもっさりとした感じはあるけど、のんびりツーリングならRSの方が向いていると思う。一部では言われている前傾のきつさは、苦にならないほどでもなく、スペーサーを入れてハンドル位置を高くするのはもう少し様子を見てからかな~フロントフォークが普通の倒立フォークとかいうのは、もともとそんな差を感じて走っていたわけではないから、問題なし。
 問題あるとすれば、小さめのパニアケースと純正のナビ。パニアケースは開けた時に中に入れている荷物が落ちないようにガードが追加されていたり、標高が上がった時に気圧で開けにくくなるという問題が解決されているけど、泊りがけのツーリングでは容量不足。お土産が入らなくて、同行者に預けてしまった この辺りはスポーツツアラー故に仕方のないところなのかな。GTからGIVIのトップケースは外して保管しているので、早めにキャリアアダプタを購入して、このトップケースを取り付けようと思う。
 純正ナビは精度自体は問題ないけど、検索はやっぱり日本のメーカーのナビの方が使いやすいね~お店の検索なんて登録はされているのに、一部検索では全く出てこないし…結局タブレットのグーグルマップで住所検索をしてその住所を入れてた。まぁ操作はハンドルのジョグダイヤルでできて、バイクの詳細データが表示され、頑丈な鍵で守られるのがメリットと思う。
 まぁ、不満と思ったのはこの程度で、GTに付いていた電子制御サスペンションやクルーズコントロールも標準で付いていて、長距離ツーリングを強力にサポートしてくれる。ちなみに電子制御サスペンションは「ダイナミック」、「ロード」、「レイン」の3モードから選べて、「ダイナミック」がスポーツ走行、「ロード」はツーリング用、「レイン」は雨の時用らしいけど、のんびり走る時は「レイン」モードもなかなか好印象。燃費は慣らし運転で大人しく4000回転以下で走ったこともあってか20㎞/L~23.5km/Lだった。



  

 というわけで、6年間乗ったK1200GTもお別れ。前オーナーの初ツーリングの時も同行して(記事はこちら)、かれこれ12年。ディーラーに着いた時に距離計は53,752kmを指していた。実は連休初日のこの日、近畿道が事故渋滞で、それを避けるために一旦阪神高速で梅田へ出て、新御堂筋を通って茨木市へ。梅田では晩秋の空気の感じられるグランフロントのビル街を通る。最後の最後に滅多に走ることのない都会を走れたのはいい経験となった。ボクだけで23,000km走行。さすがに300㎏のバイクは重たかったけど、長距離走行は苦にならなかったし、何よりも故障も事故なく乗り終えて良かった。今となってはすごくシンプルなカラーのバイク。また新しいオーナーの手に渡って、末永く生き延びてほしいと思う。



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