ようやく日曜日、晴れましたね。梅雨とはいえ、毎週毎週、雨の週が続いていたので、この貴重な梅雨の中休みの休日、久しぶりに熊野地方へツーリングに出かけました。よく考えてみれば、1,000円高速が始まって、バイクにETCを付けてから、もっぱら長距離ツーリングは高速道主体となって、熊野地方へのツーリングって、2年前の11/23以来となります。なので、BMW R1200GS でこの地方をツーリングするのも今回が初めて。途中通る十津川村でさえ、昨年の11/3以来となります。まぁここ数日、真夏日が続いて、避暑もかねて朝から出発しました。
ルート:自宅(奈良・橿原)→(R309・フルーツロード他)→西吉野→(R168)→十津川→(R168)→本宮→(R311他)→湯の口温泉
→(県道40・R169他)→北山→(R169他)→自宅
距離:約280㎞
朝7時半に出発。いつものように御所市から大淀町を抜け、広域農道の「フルーツロード」を走っていたら、大きな虫がヘルメットのシールドに直撃 さすがに視界が気になり、自動販売機のある商店で小休止。走り出して1時間もたたないのに、ここで汚れたシールドの清掃をする。いつも休憩は道の駅が多いので、こんな商店の軒先で停まるのは珍しいが、「たばこ」売り場の窓口や軒先に停まるダイハツの古い軽トラが、いい雰囲気だったので、1枚撮ってみた。コンビニが増えてきて、このような商店は珍しくなってきたように思う。
シールド清掃で気分一新し、R168に入る。十津川街道は、半年ぶりだけど、道路改良区間が多くなってきた。以前と比べたら、ぐっと走りやすくなった。期待していた避暑の方は、天辻峠では予想通り涼しかったものの、それを降りるとぐっと気温が上がり、GSのオンボードコンピュータ上では33℃を示すところもあった。「道の駅十津川郷」で小休止の後、熊野本宮まで一気に走る。梅雨の時期のせいか交通量は少なめ。快調に走る。
熊野本宮大社に10時30分到着。久しぶりに訪れたら、立派なバスターミナルと駐車場が出来上がっていた。駐車場は2つあって、一つは舗装された通常の駐車場、もう一つは熊野川河川敷に設けられた、臨時の駐車場で、臨時の方は未舗装で本当の河原に設けられた駐車場だった。かなり広く、普段GSではオフロードを走らないので、いい練習になりそうというわけで、臨時の駐車場に停めてみた。熊野川もここまで来れば、河原が広い。ここ数日の雨のせいか、川の水は濁っていたが、熊野本宮大社に御参りせずに、ここで時間を費やしてしまった。
「道の駅ほんぐう」で少し早い昼食を取り、「湯の口温泉」へ向かう。R168からR311へ入り、瀞峡ジェット船や筏下りで有名な「北山川」に沿って走る。途中、北山川を俯瞰できる簡素な展望台で小休止する。この展望台、以前来た時に発見したものだけど、その時は先客がいたので、通り過ごした。今日は誰もいなかったので、立ち寄る。北山川が雄大に曲がる光景を俯瞰できるスポットで、川面には「鮎釣り」の人だろうか?川に入って釣をしている人の姿が見えた。ここに立ってみると、もう梅雨明けして初夏が訪れているみたい。また、今日はお昼時に訪れたけど、早朝や夕方は、また違った北山川を俯瞰できそうなスポットで、また来てみたいと思う。
<-- 北山川 -->
今日の日帰り温泉は、紀和町にある「湯の口温泉」。前にも紹介した、「源泉かけ流し、加温、加水、循環一切なし」の温泉に浸かる。この近辺は、「湯ノ峰温泉」や「川湯温泉」、「渡瀬温泉」など、温泉が多い地域なのだが、中でもこの「湯の口温泉」は、観光色がなく、ひなびた湯治場の雰囲気があるのが、ボクのお気に入り。料金も400円でリーズナブル。とにかく湯質がいいので、おススメ 今日はお昼時に来たこともあってか、入浴客が少なめで、露天風呂は貸し切り状態だった。
この温泉の奥には、昔の鉱山鉄道の「トロッコ」が今も動態保存されており、瀞流荘というホテルから約10分間の体験乗車ができるようになっている。今回も時間の関係から乗車は見送ったけど、たまたま行ってみたら、「トロッコ」が入線してきた。この「トロッコ」は京都の嵐山で走っている鉄道の貨車を改造した「トロッコ列車」とは異なり、本当に炭鉱で働く職員輸送のための「トロッコ」なので、写真で見るより、車体はかなり小さく、機関車も上のような小さな蓄電車となっている。おそらく昭和20~30年代の車輛なのだろう。タイムスリップしたような光景が広がる。入れ替えの風景も記録したので、それはまたの機会に紹介してみたい。
「トロッコ」は瀞流荘から湯の口温泉までの運行となっているが、この先にも軌道が続いて、トンネルへと繋がっている。構内を歩いていたら、急に冷気を感じるところがあって、「トロッコ」の運転手さんに聞いてみたら、「このトンネル内からの冷気だ」と教えてくれた。このトンネルはまだ3kmも続いていて、真夏でもトンネル内は15℃に保たれているそう。このトンネルは少しだけ入れるので、進んでみた。
ちょっと不気味であるが、かなり涼しい。上の写真は高感度モードで撮ったので、明るく見えるが、実際は真っ暗。複線の軌道がまっすぐ伸びている辺り、往年は採掘で栄えたのだろう。
温度計が設置されていたので、見てみると「14.5℃」を指していた。外は、結構暑いのに、ここは天然のクーラーを浴びているよう。さすがに半袖でここにいると肌寒く感じた。なので、ちょっと離れた駅構内のベンチで、このトンネルから流れてくる冷気を浴びる。天然なので、気持ちがよかった。
「トロッコ」は1日6往復運行されている。料金は湯の口温泉の入湯料も含めて600円。客車は5両連結されていて、なかなか迫力がある。
帰りはR169経由。途中、このブログで何回も紹介している「丸山の千枚田」に立ち寄った。田んぼにはすでに水が入り、苗が植えられていた。
棚田には農耕機械が入れないので、手作業で行われている。この苗が育って、黄金色の稲穂となるころにもう一度来てみたいと思う。
久しぶりの熊野・本宮ツーリング。例年6月は長距離ツーリングに出かけないけど、早くも初夏を感じさせる光景もあり、なかなか楽しめたと思う。
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