ご近所ツーリング・笠山荒神さん御参り

　今日から5日間の夏季休暇。後半は例年通り長距離ツーリングを計画していて、前半はのんびりする予定です。今日は1日目ということで、夕方からCB400Four (NC36) でご近所ツーリングに行ってきました。今年一番の猛暑日ということで、じっとしていても汗がにじみ出てきたので、手軽に少しだけでも気温の低そうなところ・・・というわけで、定番の道の駅「針TRS」へ行くことにしました。「針TRS」へは、いつもならR369かR25天理ダムのコースが定番ですが、今日は気が変わって県道50号線というJR桜井線・巻向駅から山間部に入るコースを選択。途中、やたらと「笠山荒神」さんの看板が目に付いたので、参拝も行ってきました。

コース：自宅（奈良・橿原）→（県道15・R169他）→巻向→（県道50）→笠山荒神→（県道38）→針→（R369・166他）→自宅
距　離：65KM





　JR桜井線の巻向駅から東に伸びる県道50号線は三輪山の北側を通って山間部に入っていく。確かこの道を通るのは今回で2回目。平地は灼熱の太陽が照り続いたけど、この道に入って山間部をぐんぐん登っていくと、少しずつ気温が下がってきた。なかなかいい感じの森林浴ツーリング。この道自体は、一部狭いところもあって、走りにくい区間もある。峠を一つ越えて少し行ったところに、「笠山荒神」さんの表参道の看板があったので、入っていく。そう、今日はナビも地図も持っていっていなかったので、すべてが案内板任せ。結構登ったところに駐車場があったので、そこにバイクを停めて、鳥居をくぐった。



　「笠山荒神」さんの名前自体は、自宅の神さん棚にお札をお祀りしているので知っていたけど、その神社にお参りするのは今回が初めて。石碑や案内板に「日本第一」と書いてあるのは、竈（かまど）、火鎮めの神さんを祀る日本第一の神さんという意味らしい。祭礼日ではないためか、ひっそりとしていて、やかましく感じるほど虫の声が聞こえた。



　閼伽井（あかい）不動明王というのが、この神社から200ｍ先にあると案内板にあったので、行ってみることにした。立ち並ぶ灯篭は、すべて電球が灯されていて、なかなか神聖な気分を味わえる。歩いていても少し汗ばむ程度で、下界の暑さが嘘のようだった。





　ひっそりとした祠の中に不動明王さんがこちらをにらんでおられた。案内板によるとこの不動明王さんは、弘法大師・空海が高野山開創を志し、ここ閼伽井の池で21日間の行を修められ、その後高野山を開基したものの、火災、疫病などに見舞われ再びこの池で水行をなし、此処にこの不動明王さんを祀り荒神さんを高野山に勧請、以後無事に開山されたとあった。



　その池の近くにいくと、ペタペタと音がするので、不動明王さんが動き出したのかと思ったら、蛙が二匹足元で跳びはねていた。ちょっと近寄ってみて撮影。



　駐車場に戻る。この神社の入り口にある「笠そば処」。お昼時ではなかったので、お客さんはまばらだったけど、確かこのおそば屋さんは、かなりの人気店と聞いたことがある。残念ながらボクも昼食は済ませていたので、外観だけの写真だけど、営業時間は10時～16時、水曜日定休とあった。また今度お昼時に来て食べてみたい。



　前回ツーリングに行ったときにドロドロになってしまった、CB。今朝洗車した。



　笠山荒神さんを下りると、大和高原の田畑が広がるストレートを走る。そこは北海道や信州を思わせる高原地帯の光景が広がっていた。まぁ規模は比べ物にならないくらい小さいけれど、奈良県内にもこんなところがあったんだなぁと思った。大型のトラクターが道を走っていたし、秋になればこの景色かわるのだろうか？



　今日は神社の御参りと撮影がメインになり、距離はさほど伸びませんでしたが、暑いながらも久しぶりに雨を気にせず、ツーリングができました。