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大久保利通死後の薩摩閥

2018年11月22日 | ドラマ
長州閥は恐ろしいことに「現代まで続いている感じ」があります。佐藤栄作、岸信介、安倍晋三。もっとも安倍さんは選挙区こそ山口ですが、東京生まれの東京育ちです。

対して、薩摩閥というのは明治・大正でだいたい尽きた、というイメージがあります。

大久保利通死後の薩摩閥ですが、

西郷従道
大山巌
松方正義
黒田清隆
山本権兵衛

などが支えました。東郷平八郎も一応薩摩です。

このうち松方は優秀でしたが、大山ほどの人望はなかったようです。また黒田は酒乱で、たびたびトラブルを起こしており、そのせいか、大河ドラマ等においてもほとんど登場しません。

従って、大久保利通亡き後の薩摩閥はまず「大山巌・西郷従道」が支えたと言っていいと思います。二人のうち大山は大正まで生きます。

結論から書けば、大山巌が引き継いだ、と言っていいでしょう。しかし彼は総理になることを拒みました。それは西郷従道も同じです。

大山を引き継いだのは山本権兵衛かと思います。

したがって大久保利通→西郷従道・大山巌→大山巌→山本権兵衛(昭和8年没)と考えていいのかなと思います。黒田や松方の位置は微妙です。

東郷平八郎は軍人であって、政治家とは言えません。晩年は「神様扱い」だったようですが、私の中のイメージとしては「老害老人」です。





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