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長篠の戦い 逆転の日本史をさらに逆転する

2018年11月19日 | ドラマ
とにかく「通説を崩す」ということに「やっきになって」いる人たちがいます。

長篠の戦いの場合

1、3000丁の鉄砲という数が怪しい→せいぜい1000丁だ

2、整然と三段撃ちを行うことは無理である

3、そもそも武田騎馬軍団なんてない→実践では降りて戦う。当時の馬はポニー程度の大きさしかない。

なんてことが言われます。なんでもかんでも「逆転させれば」いいという感じがします。

その「逆転をさらに逆転する」と、

簡単なのは「3」で、まず当時の馬はポニーじゃありません。ポニーより一回り大きく、体はがっしりしています。現代の木曽馬で実験すると、現代人を乗せて、サラブレッドに迫るスピードで走ることができます。当時の人間は身長が150センチぐらいですから、体重も軽いわけです。現代人が甲冑を着ていても木曽馬なら走れます。

また、「馬を降りて戦う」は関西のやり方で、関東では乗ったまま戦いました。と簡単に「逆転を逆転」できます。

3000丁か1000丁か、ですが、これは1000丁の方にもさしたる根拠はありません。が1000丁だとしても、そして「整然とは撃たず」、「用意ができた者がバラバラに撃った」としても、準備時間は30秒程度なので、250丁は稼働可能です。

つまり1000丁としても250発+弓の矢が飛んでくるわけです。大変な威力です。銃はたとえ一発でも怖いものです。

すごく簡単に書いたので、アラはありますが、それでもこのように「逆転を逆転する」ことが簡単にできる場合もあります。

なんでもかんでも「逆転すればいい」というものではないし、それは時に史実に反する結果を生み出します。



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