鏡海亭 Kagami-Tei ウェブ小説黎明期から続く、生きた化石? | ||||
孤独と絆、感傷と熱き血の幻想小説 A L P H E L I O N(アルフェリオン) |
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生成AIのHolara、ChatGPTと画像を合作しています。
第59話「北方の王者」(その1)更新! 2024/08/29
拓きたい未来を夢見ているのなら、ここで想いの力を見せてみよ、 ルキアン、いまだ咲かぬ銀のいばら! |
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空気主人公が、忘れた頃に超覚醒を繰り返す?
連載小説『アルフェリオン』、ようやく第43話が終了、次回の更新より第44話に入ります。現在、執筆中です。もう少しお待ちください(汗)。
第43話では、本来はヒロイン役であったはずのカセリナが、今や完全に主人公たちの強敵という立ち位置になっています。おまけに、ステリアの力に飲まれたのだとはいえ、カセリナがまさかのアヒャヒャ状態に…。
ちなみに、作中では彼女がステリアの力に魅入られたように書かれていますけど、もしかすると、あの熱狂ぶりはカセリナ自身の情念が爆発した結果なのかもしれません。考えてみると、カセリナほど自分の気持ちにストレートに動いているキャラって、この物語の中ではわりと珍しいタイプですね。鬱屈した主人公ルキアンとは対照的です(カセリナに対するルキアンの想いも、かなり妄想的で歪んでいますけど…)。
そういう意味では、しょせんお姫様のカセリナと妄想王ルキアンとでは抱えている闇の深さが違う、というエルヴィンのセリフは印象的です。明るい光の中で生きてきたカセリナが闇をのぞき込んだ途端にそれに飲み込まれ、他方でルキアンは闇を自分の一部として日々を生きているというのか、己の中に闇を飼っているという感じです。だからこそ彼は闇に飲まれたりはしない…のかも。
美しき敵、カセリナと戦うのはレーイでした。主人公のルキアンではなく! 日頃から、登場人物の中でも最もヒーローらしい活躍ぶりをみせるレーイです。しかも第43話のタイトルは、狙い澄ましたかのように「レーイ」でした(笑)。決戦の土壇場で、いつも以上に彼にスポットが当たり、しかも思わせぶりな過去の回想まで出てきた始末です。
おまけに、何ですか、第43話のオチは(^^;)。
この流れで、このタイミングで、レーイがもうすぐ新型に機体を乗り換えるのでしょうか。43話のラストで新型機が一瞬登場した場面にしても、いかにも主人公のための新型が出てきたシーンを思わせます。
◇
また、ステリアの力がアルフェリオンだけのものではなく、イーヴァ(あるいは他にも、旧世界の「レゲンディア」クラスの最上位に位置するアルマ・ヴィオ?)もそれを備えているということが明らかになりました。ごく限られた範囲ながらも、イーヴァは時間を操れるようですね。イーヴァの最終兵器である「神槍のファテーテ」も、時間の流れ(あるいは原因とそれに続く結果)を超越した攻撃ができます。
勘の良い方ならすでに気づいているかもしれませんが、実は「神槍のファテーテ」の他にも、こういう独特の名をもつ旧世界の兵器が、すでに以前から物語に徐々に登場しています。パラディーヴァのフラメアですらお手上げだった空間兵器「そよぎのエオレウス」、ナッソス公爵が絶対の自信を持っている「盾なるソルミナ」、等々。明らかに次元が違う旧世界の超兵器には、一見してそれと分かる、雰囲気の違う名称を付けています。
それらの兵器には、通常のアルマ・ヴィオではまったく手も足も出ません。いくらレーイがギルド三強の1人であるとしても、結局、彼の乗るカヴァリアンは基本性能すべてがバランスよく高いことだけが長所の機体です(欠点や弱点が何もないのが長所だが、これといって飛び抜けた点もない)。チートな特殊兵器は何も持っていないわけです。ですから、これは分が悪い…。
◇
続く第44話はパルサス・オメガやパラス騎士団にかかわるエピソードになりますので、今度はレーイに代わってアレスが主人公役を奪う可能性も?
その他大勢のキャラが敵軍と決戦を繰り広げている背後で、ひそかに巨大ラスボス(?)が復活を遂げようとしている…。とくれば、それを単独で阻止しに向かうのは、普通は主人公の役割ですよね(笑)。しかし、それはアレス君の役目。主人公ルキアンはといえば、有象無象のキャラたちが入り乱れる戦場で戦う、モブキャラみたいな役割…。いや、戦うどころか、いまのところ、彼は単に上空から眺めているだけですからね(涙)。
本当はアレスやレーイを主役にした物語が別にあると考えて(実際にはないのですが)、その物語の脇役であるルキアンというキャラを主人公にした「外伝」がアルフェリオンという物語の本編なのだと考えて読むと、結構面白いです。
あぁ、この物語の主人公って誰なんでしょう? 本当の主人公ルキアン、涙目どころか、もはや涙目の涙も枯れ果てました。主人公なのに、決戦なのに、何もせずにただ見ているだけの空気のような存在です。しかし耐え難きを耐え、いずれ我慢の果てにやってくるのか、毎度お約束の超覚醒!? \(^o^)/
「空気な主人公が、忘れた頃に超覚醒を繰り返す」という作品ぶち壊しのパターンに依拠している物語は、かつては個人的趣味であるネット作品のみで許された展開でしたが、近年では商業作品のアニメやコミック、小説等でも結構受け入れられているかと思います(笑)。1990年代半ばのネット小説黎明期からから細々と続いてきた『アルフェリオン』は、そういう「そんなのありか?」的な展開のパイオニア的な作品。ネット小説ならではの濃い~味わいを楽しみたい皆様に、ぜひオススメです。
あるいは、最近話題の「草食系男子」的である主人公ルキアン君が、地味に耐え難きを耐えつつも、自分の譲れない思いが爆発したときには、隠れ熱血的な「草食性の猛獣」として戦う物語、『アルフェリオン』。これは目が離せません(^^)。
以上
第43話では、本来はヒロイン役であったはずのカセリナが、今や完全に主人公たちの強敵という立ち位置になっています。おまけに、ステリアの力に飲まれたのだとはいえ、カセリナがまさかのアヒャヒャ状態に…。
ちなみに、作中では彼女がステリアの力に魅入られたように書かれていますけど、もしかすると、あの熱狂ぶりはカセリナ自身の情念が爆発した結果なのかもしれません。考えてみると、カセリナほど自分の気持ちにストレートに動いているキャラって、この物語の中ではわりと珍しいタイプですね。鬱屈した主人公ルキアンとは対照的です(カセリナに対するルキアンの想いも、かなり妄想的で歪んでいますけど…)。
そういう意味では、しょせんお姫様のカセリナと妄想王ルキアンとでは抱えている闇の深さが違う、というエルヴィンのセリフは印象的です。明るい光の中で生きてきたカセリナが闇をのぞき込んだ途端にそれに飲み込まれ、他方でルキアンは闇を自分の一部として日々を生きているというのか、己の中に闇を飼っているという感じです。だからこそ彼は闇に飲まれたりはしない…のかも。
美しき敵、カセリナと戦うのはレーイでした。主人公のルキアンではなく! 日頃から、登場人物の中でも最もヒーローらしい活躍ぶりをみせるレーイです。しかも第43話のタイトルは、狙い澄ましたかのように「レーイ」でした(笑)。決戦の土壇場で、いつも以上に彼にスポットが当たり、しかも思わせぶりな過去の回想まで出てきた始末です。
おまけに、何ですか、第43話のオチは(^^;)。
この流れで、このタイミングで、レーイがもうすぐ新型に機体を乗り換えるのでしょうか。43話のラストで新型機が一瞬登場した場面にしても、いかにも主人公のための新型が出てきたシーンを思わせます。
◇
また、ステリアの力がアルフェリオンだけのものではなく、イーヴァ(あるいは他にも、旧世界の「レゲンディア」クラスの最上位に位置するアルマ・ヴィオ?)もそれを備えているということが明らかになりました。ごく限られた範囲ながらも、イーヴァは時間を操れるようですね。イーヴァの最終兵器である「神槍のファテーテ」も、時間の流れ(あるいは原因とそれに続く結果)を超越した攻撃ができます。
勘の良い方ならすでに気づいているかもしれませんが、実は「神槍のファテーテ」の他にも、こういう独特の名をもつ旧世界の兵器が、すでに以前から物語に徐々に登場しています。パラディーヴァのフラメアですらお手上げだった空間兵器「そよぎのエオレウス」、ナッソス公爵が絶対の自信を持っている「盾なるソルミナ」、等々。明らかに次元が違う旧世界の超兵器には、一見してそれと分かる、雰囲気の違う名称を付けています。
それらの兵器には、通常のアルマ・ヴィオではまったく手も足も出ません。いくらレーイがギルド三強の1人であるとしても、結局、彼の乗るカヴァリアンは基本性能すべてがバランスよく高いことだけが長所の機体です(欠点や弱点が何もないのが長所だが、これといって飛び抜けた点もない)。チートな特殊兵器は何も持っていないわけです。ですから、これは分が悪い…。
◇
続く第44話はパルサス・オメガやパラス騎士団にかかわるエピソードになりますので、今度はレーイに代わってアレスが主人公役を奪う可能性も?
その他大勢のキャラが敵軍と決戦を繰り広げている背後で、ひそかに巨大ラスボス(?)が復活を遂げようとしている…。とくれば、それを単独で阻止しに向かうのは、普通は主人公の役割ですよね(笑)。しかし、それはアレス君の役目。主人公ルキアンはといえば、有象無象のキャラたちが入り乱れる戦場で戦う、モブキャラみたいな役割…。いや、戦うどころか、いまのところ、彼は単に上空から眺めているだけですからね(涙)。
本当はアレスやレーイを主役にした物語が別にあると考えて(実際にはないのですが)、その物語の脇役であるルキアンというキャラを主人公にした「外伝」がアルフェリオンという物語の本編なのだと考えて読むと、結構面白いです。
あぁ、この物語の主人公って誰なんでしょう? 本当の主人公ルキアン、涙目どころか、もはや涙目の涙も枯れ果てました。主人公なのに、決戦なのに、何もせずにただ見ているだけの空気のような存在です。しかし耐え難きを耐え、いずれ我慢の果てにやってくるのか、毎度お約束の超覚醒!? \(^o^)/
「空気な主人公が、忘れた頃に超覚醒を繰り返す」という作品ぶち壊しのパターンに依拠している物語は、かつては個人的趣味であるネット作品のみで許された展開でしたが、近年では商業作品のアニメやコミック、小説等でも結構受け入れられているかと思います(笑)。1990年代半ばのネット小説黎明期からから細々と続いてきた『アルフェリオン』は、そういう「そんなのありか?」的な展開のパイオニア的な作品。ネット小説ならではの濃い~味わいを楽しみたい皆様に、ぜひオススメです。
あるいは、最近話題の「草食系男子」的である主人公ルキアン君が、地味に耐え難きを耐えつつも、自分の譲れない思いが爆発したときには、隠れ熱血的な「草食性の猛獣」として戦う物語、『アルフェリオン』。これは目が離せません(^^)。
以上
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