かへる 東の国探訪記

何かと話題のぐんうま県在住の『かへる』の某国中心の旅行記&趣味のフィギュアスケートの話題など

美しき泉(9)由来の場所

2015-07-27 16:16:27 | 旅行
グロリエッテの近くにミニトレインの停留所がある。
時刻表もついているので確かめると、あと5分で来る
それまで写真を撮りつつ日陰で休む。
宮殿本体からグロリエッテまでは、徒歩20分かかるそうだ
春や秋ならば、散歩がてら歩くのに良いかも知れないが、
真夏に日陰の全くない庭園(それも上り坂)を歩く勇気はない

5分後、トレインの姿が見える
停留所のかなり手前、先ほどわたしが降りたあたりで停まる
炎天下走りたくないけれども、走って乗りに行く

グロリエッテの前を通って、東方向にまっすぐ進むと、『ホーエンベルク通り』に着く。
通りの名前は、グロリエッテを設計した人にちなんでいるようだ。
この近くには、もうひとつのグロリエッテ(Kleiner Gloriette、小グロリエッテ)がある。
やはり、テレジア様のお気に入りの場所だったそうだ(内部は非公開)
この時は知らなかったので見落としたが、後で存在を知り、見ておけば良かったと思う。
ネットで調べると、例の黄色に塗られた小さな建物だとわかる。
何も説明がなければ、普通の民家にも見える(不謹慎)

逆くの字形に道を来た方向に進むと、次の停留所『オベリスク/シェーナーブルンネン』に到着する。
このあたりには、ローマの廃墟やオベリスク、シェーナーブルンネンといった名所がある。
宮殿の名称の由来となったシェーナーブルンネンは、現在は白い石造りの小屋の中にあり、近づけない。
昔は、ハプスブルク家の王子様や姫君たちが、夏場ここで涼んだのだろうか
なお、さらに昔、皇帝マティアスが狩りの最中に発見した『美しい泉』は、
シェーナーブルンネンからはちょっと南、オベリスクとローマの廃墟の間にある。
これは、撮ったときはシェーナーブルンネンだと思っていたが、後でオベリスクの泉だとわかったもの

運転士さんが近くを通って停まってくれたため、近くで写真が撮れる