Kainoa Blog

音楽家社長 鴻池薫の音楽活動&レッスン記、思う事等 徒然日記
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今日は東京大空襲69年

2014-03-10 00:00:00 | 日本を思う
3月10日
今日は 約10万人の尊い命が亡くなった太平洋戦争(大東亜戦争)末期の東京大空襲から69年を迎えた日です。

東京大空襲は1945年3月10日午前0時過ぎに325機の米爆撃機B29が30万発の焼夷弾を無差別に投下し、下町を中心に東京は火の海となり、いたるところで秒速10メートルの火災旋風が生じ、10万人以上の人々が焼け死にました。
夜中の爆撃の標的は軍事施設ではなく、密集した木造住居と女性やこどもを含む一般市民でした。
作戦を指揮したルメイ少将は後に
「もし我々が負けていたら、私は戦争犯罪人として裁かれていただろう」
と述懐したそうです。

産経新聞の3月8日産経抄にはこの事について、こういう事が書かれていました。

忍び難きを忍び、耐え難きを耐えた戦後の日本は、原爆投下ですら「大虐殺だ」と米国を責めたり、賠償や謝罪を求める事はしなかった。
過去より未来が大事だったからである。

そして、
「永遠の0」で作家デビュー、300万部を超える記録的ベストセラーとなり、NHKの経営委員でもある百田尚樹さんが夕刊フジ2月26日「大放言」というコラムでこう語っています。

アメリカは大空襲を実施する前に、日本人を焼き殺すのには、どんな爆弾を投下すれば効果的であるかを調べるために、ユタ州の砂漠に日本の木造家屋で町を作って実験を繰り返した。
わざわざハワイから日系人を呼び寄せ、畳やふすままで作らせ、家の中には布団や日常の家具まで揃えるという徹底ぶりだ。
広島と長崎に投下された原爆も一般市民の大虐殺である事は論を俟たない。~中略~

誤解しないでほしいのだが、私は何もこの事でアメリカを糾弾したり非難したり、また謝罪を要求したりする気はない。そんなことをして何になるというのか。
わたしたち日本人は「水に流す」という心を持っている。いつまでも「恨み」をい持ち続ける民族ではない。
他国から見れば「甘い」と言われようが、それが日本人である。
しかし私は決してこのことは忘れてはならないと思っている。


都によると、昨年1年間で新たに209人の犠牲者の氏名が判明。
都が作成し、慰霊堂(墨田区)近くの祈念碑の内部に保管している犠牲者名簿の人数は計8万150人になったそうです。

3月11日は東日本大震災の事で新聞もテレビも一色になると思いますが、
69年前の3月10日の事を決して忘れてはいけないと思います。