12月14日(土)
北千住レッスンの後、新御徒町にあるアイヌ文化交流センターで映画カムイのうた
上映会があり、ギター持って行ってきました。
上映前にMikikoMarukoさんに2曲歌っていただき、先日リリースしたポエティカルオーシャンに収録したアイヌラマチをご来場の方々にお聴かせする事ができました。
「カムイのうた」は、大正時代にアイヌの叙情詩ユーカラを翻訳しアイヌ神謡集として発表した事で知られる知里幸恵さんの生涯をメインとした実話に基づいた映画です。
私が知里幸恵さんの事を知ったきっかけは
、五輪真弓さんの公演で北海道に行った時に、札幌空港の書店で、
「銀のしずく降る降るまわりに」
(藤本英夫さん著)
を購入した事です。
そこで旧土人保護法というのがまだあるという事に憤慨しました。
この本で関東在住のアイヌの方々の団体関東ウタリ会を知り、当時の会長さんに手紙を送り、そこから交流が始まりました。
この映画は、大正時代、
和人がアイヌの人達にど
ういう仕打ちをして来たか、
という事も知らされ辛い気持ちにさせられましたが、
この映画を見たアイヌの当事者の方々は
もっと辛かったと思います。
日本には、アイヌの方々に差別、部落出身の方々に差別、等が今尚あります。
古くは沖縄の方々にも差別を。
あと日本に在住する外国の方々にも差別が。
それは日本に限らず、全世界で起こっています。それが戦争の火種になる。
我々日本人は、過去の過ちを忘れず、
風化させず、物事を俯瞰し、
そう言う事は絶対あってはならない社会を築いて行かなければいけません。
この映画を拝見出来て、良かったです。
Mikiko Maruko さんに深く感謝いたします。
思想信条等関係なく音楽の力でアイヌの方々、
関東ウタリ会を応援していきます。
画像
遠山さんご提供。