☆映画の旅の途中☆

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『偽りの人生』(2012)

2014年05月19日 | 西洋/中東/アジア/他(1990年以降)

『偽りの人生』(2012)

監督:アナ・ピーターバーグ
アグスティン/ペドロ:ヴィゴ・モーテンセン
クラウディア:ソレダー・ビヤミル
アドリアン:ダニエル・ファネゴ
ルーベン:ハビエル・ゴンディーノ
ロサ:ソフィア・ガラ・カスティリオーネ

【作品概要】
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのアラゴルン役で知られるヴィゴ・モーテンセン主演のサスペンス・スリラー。一卵性双生児の兄を殺し、彼になりすまして人生をやり直そうとする男の姿が描かれる。

【感想レビュー】
思ったより面白かったです…‼
そもそも、ヴィゴ・モーテンセンに惹かれて借りたのですが…
『ロード・オブ・ザ・リング』で、とっても素敵ですから…えぇ、ミーハーですとも。

首都ブエノスアイレスと島が舞台です。都市部の洗練された生活と、粗野で雄々しい島の生活。
ヴィゴ・モーテンセンが一人二役で双子を演じます。その演じ分け方が実にまた魅力的でした!
初めは、それぞれの人格。それがある事をきっかけに戸惑いがありながらも統合されていくような…不思議な感覚があります。
徐々に島に順応していく様子、荒々しく女を抱く姿は、一体どちらの人格なのか。
それは、怪しまれないように演じているのか、それとも気付いてない自分の内面から湧いてくるものなのか…。
人は一つの人生しか体験出来ないので、『たられば』を考えてしまう生き物です。でも…それは叶わないのですが、やはり何か人生に不満があったり、満たされていないと、そのように考えがちなわけです…。

ちょっとほろ苦い、大人の映画でした