角姫の散歩道 in Kakuda City

宮城県南部、角田市(かくだし)の紹介とスローライフな日々を書きつづります

わお~! 角田市のムカデの絵馬が国指定の文化財になるかも

2012-02-17 22:29:38 | 角田市

国の重要有形民俗文化財に角田市の福應寺毘沙門堂絵馬を指定するよう答申したのを受け、
角田市民センターにて3日間限り(24年2月10~12日)の速報展が開かれましたので、
行ってみました。

とーんと昔、角田市は養蚕(ようさん)が盛んでしたが、かいこがネズミに食べられてしまう被害が
多かったので、ネズミが嫌うムカデの絵馬を奉納したそうで、200年前以上から昭和50年代頃
まで絵馬の奉納は続いていたそうな。

 ←(ムカデは百足と書きますので、その字が書かれています)

そして、ムカデは毘沙門天の使いと信仰されていたので、毘沙門信仰とムカデと養蚕が結びついた
のではと考えられるとのこと。

その絵馬の枚数が2万枚程もあり、地元の人がなんとか保存したいという思いから平成3年から
整理や掃除や解読などをしてきた努力があったことを知りました。

今回展示してある数は多くはありませんでしたが、200年前の昔の人が書いた絵馬と直に対面して、
なんだか不思議な感覚、オーラというか、パワーというか そんなものを感じました。
  (槻木町のブリキ屋さんが奉納したブリキの絵馬)

   (こんなに大きな絵馬もありました)


その当時の人はムカデに遭遇した場合、どんなリアクションをしたのでしょうか。ありがたや、
ありがたやと、両手を合わせていたのかしら。

今回の展示会は速報展でしたので ほんの一部のご披露でしたが、規模を大きくして
またお目にかかれるとのことです。楽しみだなぁ~。


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