山椒の若葉がたくさん収穫できましたので、先日の木の芽あえの他に、ニシンの山椒漬けも作ってみました。
ニシンの山椒漬けは夫の実家、会津の郷土料理で、亡き義母がよく作っていた料理です。この料理も時々食べたくなります。
会津地方にはこの料理を作る為の鰊鉢(にしんばち)という、ずっしり重い長方形の陶器の容器もあるほどで、昔はお嫁入り道具とされていたようです。もちろん、義母も鰊鉢で漬けていました。
作り方覚書
材料 にしん…1キログラム位(5パック23本)、 山椒の葉…片手、
酒…2カップ、 しょうゆ…2カップ、 酢…2カップ、 砂糖…大さじ3。
1. 身欠きニシン(ハード)1キロを米のとぎ汁に5時間位入れて柔らかく戻し、洗って水分を取っておく。
2. えらと尾と背びれの部分を切り落とし、1本を2~3切れに切る。
3. 容器にニシンと山椒の葉を交互に入れる。(ニシン→山椒→ニシン→山椒の繰り返し)
山椒の葉は100~150枚位入れたかな。
4. 醤油2カップと酒2カップと砂糖おおさじ3杯を鍋に入れ、軽く煮たてる。火を止めてしばらくしたら、酢2カップを入れる。(この漬け汁の分量では ちょっと余ってしまったので、次回は各1.5カップでもいいかも)
5. 冷めた漬け汁をひたひたになるまで注ぎ入れて完成。冷蔵庫で保管。
6. 3日~4日後くらいから食べられる。そのままでもokだが、オーブントースターなどで2分~3分軽く焼いたほうが断然に美味しい。2週間ぐらいで食べきるのが良いです。それ以上経つと、しょっぱくなってしまう。
7. この漬け汁は 続けてもう一回、漬けることができる(再利用)
漬けた1週間後、トースターで軽く焼いて食べてみました。お酢の作用か、身はふっくらで、骨も柔らかくて気になりません。
私には少ししょっぱく感じたが、逆に夫は 『味が薄いかな』と言っていた(笑)。冷蔵庫に入れるのだがら、次回は、お醤油はちょっとだけ少なくしようかな。
ご飯にも おつまみにも絶品のひと品です。ご飯の食べすぎ、日本酒の飲みすぎに注意しましょう