
これはセンテッドゼラニウム「サザンウッドゼラニウム」としてたまに流通するもので「アブロタニフォリウム」の学名がついている。でもアブロタニフォリウムではなく「ディバリカツム」。日本ではすでにこの学名で定着してしまっているから、いまさらどうしようもないですね。
本物のアブロタニフォリウムはこちら

一見よく似ていますが、性質は全く違います。
こちらは、すーっと一本伸びて、あまり枝分かれしません。
サザンウッドのほうはふんわりとした葉ですが、こちらはやや堅く、小葉です。
花は全然違います。
40数年前の参考書では、まだこの2種はしっかり区別されていました。
いつ頃からこうなっちゃったんだろ~。絵合わせしてしまったのでしょう、、
上の2種は似てるから、まだ仕方がない(!?)ですかね、、
でも!

これは○ティフォリウムでも○ナセウムでもありません
「モリコムム」です。
最近「P.カメウム」で出てるのは auritum var. carneum 「P.カルネウム」ですね。rnが合体してmになっちゃった??しかしこれとは別に auritum var. cameum があるからまたややこしい(汗)。カメウムは「P.エンサツム」のシノニムで黄花です;
まだまだ間違ったままスタンダードになってるの沢山あります。
育てて楽しんだりする分には、品種名や学名が少々違ってても問題にはならないと思います。でも研究に必要だったり、愛好家が収集する上では、名前は植物体と同じくらい大切なものですから、ちょっと問題だと思います。
ちなみに直近注文したものでは

どちらも同じ業者さんから「キャンペストレ」で購入したもの
最初に注文して届いたのが左です。再度注文すると右の株が届きました。
左のはキャンペストレ(!?)かもしれない。右のはオウリタムっぽい。
我が家に十数年前からあるキャンペストレはこんなのです。数年前にWさんにお譲りして頂いたキャンペストレも、これと同じです。

ただ葉の形については、個体差もありますし、栽培環境によっても若干変わります。
花を見たら分かるかな~。
ここ最近、届いたのがことごとく別種でしたので(汗)。
ブログで書くとやばいかな・・と思いつつ書いてしまいました。
消すかもしれません。
これはペラルゴニウムに限った話ではないかな!?