揺れる度に、熊本や大分ではまた強く揺れているのか・・と心苦しくなる。。
実は今、職場にて久留米に伝わる銘品盆栽を展示していただいています。
「板橋樹形板橋古流皐月展」
家元(塩春流)の先生もお見えになっています。
文化財クラスの名品もありますからね・・
明日、また久留米まで無事に送り届けねばなりませんが
高速道路の通行止めは解除されたのかな・・
それも心配です。
「板橋樹形」とは東京都板橋地区で生み出された技法で
`曲付け´と呼ばれる技法で仕立てた独特の曲げ模様や、絞り模様が特徴。
サツキの樹形(曲)は1~2回しか曲げない「二段曲げ(明治曲げ)」が主流でしたが
「長尺苗変形樹形」が考案され、その技術が皐月の本場、久留米で継承されているんですね。
こんなにも曲がる ^-^;
苗のうちに曲げたり、幹同士を接いだりして、樹形を仕立てていくようです。
もともとは五つの流派が存在していたそうですが
太平洋戦争にて、流派や多くの銘木は失われてしまったとのことです。
伝統文化を継承して行くことは容易ではなく
簡単に書くのは非常に失礼ですが
このような伝統文化がいつまでも残されることを願っています。
独特の幹模様、そして重厚感。
風格があります。
「ぞうきん絞り」と仰っておられましたが、らせん状に絞られた幹模様ですね。
このサイズで40年生だそうです。
幹の太さ!
完全に一本の木にみえますが、株もとでいくつもの苗を接いで仕立てていくそうです
これからますます太くなっていくのだとか。
矢印の部分にいくつも芽がみえると思いますが
このように株もとに挿し木をして育てる。
そしてそれらを接ぎながら(合着させながら)幹を太くしていく技法。。
コケは必須。
ないと展示に出せないんだって。
キタナイ話をしても良いですか?ってもうしちゃうのだけど ^-^;
このビロードのような特殊なコケは「人糞」をつかって発生させるそうですよ。
いやー奥が深い。。
中国の鉢。
ひとつひとつの鉢にも云われがあって
たしかにどれも、美術館に展示されていても可笑しくないような雰囲気が漂っています。
鉢を触らせて頂いたのですが、ベトっとしている(汗)。
クルミの油をぬっているのだとか。
5月にも展示して下さいますので
その時にまた宣伝させて下さい ^-^。
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