職場に大変優美な実生の桜がいます ^-^。
ソメイヨシノに先駆けて満開となる早咲きの桜で
河津桜 → 実生の桜 → 陽光の順になるかな。
大輪で華やかで、それは素晴らしい桜です。
樹高もあまり高くならないので間近で花を楽しめるとあって
大変人気者です ^-^。
来春はぜひご観賞下さいね♪
それでこの桜は職場オリジナルにつき
世界でたった一本しかありません。
「桜切るバカ」なんて言いますが、菌にやられやすい樹種で
弱り始めるとパタっと枯死することもありますので
バックアップ(クローン)をつくっておく必要があります。
ただ桜は一部の品種、種類を除いて
挿し木での繁殖は困難を極めます (;´Д`);
となると接ぎ木を考えますが
台木を用意しなければならないし
これまた接ぎ木が難しい品種もあるのです。
そこで有効なのが「取り木」になります。
もちろん取り木でも100%発根するものではなく
難易度はやはり品種、種類によって変わってきます。
取り木のメリットは、いきなり大き目な苗が得られること。
万が一失敗しても親株にダメージがないこと。
デメリットは、すごく時間がかかること(約半年)。
一度にたくさん増やすのが難しいこと。
ほんの少しテクニックはいりますが、慣れたら簡単です。
ご来園下さった方は、何で枝にソーセージみたいのが?
と不思議に思われたかもしれませんね ^-^;
材料はそこら辺のヒモと赤玉の袋を切って使ってます(笑)。
発根。
親株からの切り離しは落葉期(休眠期)が安全。
先日切り離して植えました。
結果は6つ取り木して4つ発根。
とりあえず4株クローンを生産しましたが
来年もう少し増やしておこうと思います ^-^。