「浄土は死んでから行くところではありません。近ごろはすべての物が豊かすぎて。感謝の心、ありがとう、すみません、ごめんなさいなどの大切な言葉を失いつつあり、自己中心の生活を優先しがちで、争いが絶えない。これらの言葉を忘れずに、心穏やかに周りの人々と仲良く暮らすところが浄土です」今日の朝刊の投稿欄に出ていた。
報恩講の読経の後のお坊さんのお説教で言っていたそうです。
昔、地獄極楽は死んでから行くものだと教えられていたような気がします。
ところが最近のお坊さんは地獄極楽はあの世にあるのではありません。この世でこそあるのだと言っています。
科学が発達してあらゆる物が証明されるようになった現代では、いい加減な理屈は通らなくなったので、お坊さんの苦肉の策と言えるでしょう。
私には信仰などありませんが仏壇は拝みます、お経さんもあげます、いい加減ですけど・・・
信仰が無くてもありがとう、すみません、ごめんなさいはちゃんっといいます。
なかなか言いにくいことですけど、これは社会の潤滑油で大切なことですね。
曼荼羅の世界観あり、六道の世界観ありで、それぞれに信仰を深めるためにだけ、集会を催すし、新たな信者には体系的な布教ができる。
神道は統一されたものですら、あやしすぎる(ーー;)。何しろ天地を創造したのは天皇だとかいい始める人もいますからね。こうなると子供でも白けます。
この先仏教は急拡大はしないでしょうが、葬式も少しずつイベント屋に取り仕切られるとしても、やっぱり坊さんは良いこというなあと、心の支えになることでしょうね。