7年ぶりの大雪とかで新聞で騒いでいた。高々60㎝位で何を大袈裟な、昔はそんなにさわがなったぞ。
久しぶりで町中に出て見てそれを実感した。
金沢市内にはもうどこにもないと思っていた雪がまだ確りと残っていた。
その昔、京都から来た舞妓さん。せっかく白い雪が見られると楽しみにしていたが。真っ黒な雪でガッカリ。という記事が載っていた。
白い雪も車の排気ガスやなんやらですぐ真っ黒になる。
ここは、兼六園の隣にある石浦神社。上の写真の奥に映っている森の右側にある。
そこには黒じゃなくて赤い雪があった。
参拝しようと本殿の前に立ったら、隣から何かしきりに訴える声が。
喧しいな、とちょっと横を向いたら、どうやらその人私に助けを求めているらしい。
御神籤の文面を見せながら「これなんて読むの。」という。
どうやら韓国人のおばちゃんらしい。
丁寧に読んで聞かせてやったら。今度は。
「これどういう意味?」と聞く。無学の亀は読むことは読むが、「さあ、神様の言葉は難しいから私もよく分からない」と答えるしかなかった。
韓国人は声が大きく日本人よりはっきりと喋るので耳の悪い亀でも、言ってることはよく分かる。日本人はひそひそ声で喋るので本当に言っていることが分からない。
「帰って主人に見せて話して見るわ」近くで一家で生活しているようで、度々ここを訪れるのだと言っていた。
韓国人は日本人より確りしているなと思った。
参拝を終えて階段から降りてきたらさっきのおばちゃんが巫女さんをつかまえてさっきの御神籤の意味を聞いていた。
その巫女さんに、「ここに何が居るの」と尋ねてみた。「うさぎさん。今は寒いから中にいるけど」というので。
さてどこに居るのかなとそーっと中を覗いて見たが、どうもいる様子がない。
「今はこちらでなくあちらにいるの。」どうやらお宮さんの建物の中にいるらしい。道理でいくら探してもいないはずだ。
本殿の入口には凄い彫刻掲げられていた。
たけだゆうげん(字は分からない)という彫刻家が寄進したらしい。どうも取材能力が低くてその程度の事しか聞き出すことが出来なかった。
何とも罰当たりな絵馬を奉納するものがいるものだ。どんな訳があるか知らないがこんな事神様にお願いしていいのか。