曇り、少し雨も。寒い。
昨日、友達からメールをもらい、
お薦めの演劇に行く。
劇団シナトラの「酒坊ちゃん」~走れば小銭の音~
酒蔵での公演で、かなり寒いと友達が言っていたので、
真冬のような格好で腰と首下の後ろにカイロを貼る(笑)
会場では、
カイロ、マスクを配り、毛布を貸して貰い、膝にかける。
皆、ダルマみたいになって観ている。
会場はみかん箱に座布団を重ねた席や折畳み椅子の席、
角はレンガを重ねた上に座布団が置いてある。
100人くらい入り、
満席だったようだ。
内容は、
酒屋でやっている断酒会が中心。
それぞれの人達がみな魅力的なキャラクターをしている。
人としての弱い面と優しさと、
思いやる人たち。
出演する女性三人、
みんな綺麗に見えた。
強いていえば、アルコール依存症はもっと根が深く、重いテーマだと思う。
そういう面が少し見えても良かったのでは…
ただ、温かい人たちで、観ていてそれが伝わりホットな気持ちになれたと思う。
昔、若い頃、アングラ劇や舞踏を観たことがある。
狭い所に、身動きが取れないくらいに詰めて座ったのを思い出し、
懐かしい気持ちがよみがえってきた。
舞台という高い位置でなく、同じ高さの目線で観ていたので、
今、あたかも起っている現実にも思えた。