神田祭.ch公式ブログ

神田祭公式ブログです。当日の神田祭の実況や神田祭の裏側、インターネットchの「神田祭.ch」の模様をお伝えいたします。

神田明神資料館

2005-07-19 16:09:52 | 神田明神
神田明神には資料館があります。
神田明神の御社殿向かって左脇の奥の奥に、資料館はあります。平成10年正月元旦にオープンしました。資料館は、境内の裏側近くまで行かないといけないからでしょうか、なかなか気づいてもらえません。

境内入り、社殿と鳳凰殿(お守りを授与している所)との間の道をすり抜けると、赤い建物が見えてきます。資料館です。左手には江戸神社の大きな千貫神輿があります。

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1階に受付、2階・3階に展示室があります。
2階は、神田祭を知ってもらうための資料を展示しています。神田祭の絵や写真を参考にして立体化した江戸時代と現代の神田祭のジオラマ、これは平成10年の資料館オープンにあわせて作ったもので、ちょうどこの頃、日中国交回復25年の年だったので、中国の泥人形の製作スタッフを招いて製作をお願いしました。ですので、一つ一つの人形の顔の表情が、どことなく中国の人に似ているような気がします。

また、『神田明神祭礼絵巻』3巻も展示しています。これは千代田区の有形民俗文化財で、祭礼の研究をする人や美術研究をする方々がたまに見にいらっしゃったりしいてます。いずれ、このブログでも詳しく紹介します。

3階は、神田明神とご祭神、年中行事、そして神田明神の氏子区域である神田・日本橋などの名所を紹介するスペースです。歌川広重が描いた神田明神の錦絵や、万世橋・日本橋・御茶ノ水などの江戸時代の姿を描いた錦絵などを展示しています。不定期ですが展示替えもしています。また、部屋のど真ん中には、明治時代に神田祭で出された山車の大きな人形を展示しています。この人形は実際に神田祭でだされたそうです。2メートル強の人形から山車の大きさが想像できると思います。ほかにもいろいろと歴史的資料とは言えませんが、面白い資料を展示してますので、神田明神にお参りしたついでにちょっとお寄りいただいてもいいかと思います。

資料館の詳細はhttp://www.kandamyoujin.or.jp/siryoukan.htmlをご覧ください。