青色鉄道模型運転会

一宮市青色申告会ホールで開催されている、鉄道模型運転会公式ブログです。Xアカウントは@railaoiro138a

出雲阿国(いずもおくに)

2015-08-17 21:00:00 | 日記
皆様、こんばんは。
事務局です。

17日の一宮市内は、未明から大雨となりました。

冠水した地区もあったようです。

お昼は曇りと小雨が交互に続き、夕方から、本格的な雨となっています。

以前、このブログで、「ぜんざい」について書きました。

お盆が明けて本日、おねいさま方から、「出雲阿国について書いて欲しい」とリクエストがありました。

出雲阿国(いずもおくに)。

「歌舞伎の始祖」として、日本中に知られている女性ですね。

出雲市大社町にお邪魔しますと、阿国に関する史跡がたくさんあります。

その史跡を回った時に得た知識を、まとめています。

阿国は、出雲大社の鍛冶職・中村三右衛門の娘になります(※)。

※中村の里が、出身地で終焉地になるそうです。

美人で器量が良かった、という阿国は、若くして、出雲大社の巫女として、神に仕えていた、と言われています。

阿国は、踊りが上手く、才能があったそうで、出雲大社本殿の「修理費勧進」のために、大人たちと一緒に、諸国巡業の旅に出ました。

京の都(京都の都大路付近に巡業小屋があったようです)で、阿国は「ややこ踊り」を上演したところ、大人気となり、都中(みやこじゅう)に名前が知られた、といいます。

阿国はのちに、かぶき役者の風俗を表現したという、「かぶき踊り」を作り上げたそうです(創始者)。

男装して、当時の最新ファッションを身にまとった阿国のかぶきは、一世を風靡した、とのことです。

「春霞歌舞伎草紙(はるがすみかぶきぞうし)」をご存知ですか?

出雲阿国と名古屋山三の悲恋の物語です。

出雲大社の巫女である阿国は、勧進興行のために、「念仏踊り」を踊りながら、京の都に向かいます(上る)。

一座の女性や若衆とともに、阿国が踊っていますと、名古屋山三の亡霊が現れたそうです。

元恋人同士だったという、阿国と山三の二人は、舞台の上で、何時までも楽しく踊り続ける、という演目だそうです。

名古屋山三は、当時、伊達男として有名な人だったようです。

晩年、阿国は出雲大社に戻り、出家して尼となります。

出家後は「智月」と称して、「連歌庵(れんがあん※)」で、連歌と読経三昧の生活を過ごした、と伝えられています。

※現在の連歌庵は焼失や廃仏希釈などにより三代目。

大社町にお邪魔しますと、「出雲阿国を偲ぶ道」が設定されています。

訪れる史跡は以下のようです。

(1)連歌庵(西蓮寺)
(2)出雲阿国の墓
(3)安養寺(あんようじ)
(4)出雲阿国終焉地之墓
(5)於国塔(おくにとう)

一畑電車・出雲大社前駅を下車していただき、出雲大社に向かいます。

国道431号線の看板が見えましたら、カーブが多いですが、ひたすら国道431号線を西に向かってください。

駅から距離にして2~3km前後の場所に、史跡は点在しています。

不安な場合は、出雲大社前駅北側にあります、「神門通りおもてなしステーション」にお邪魔してみてください。

詳しいリーフレットなどがいただけるはずです。

電話:0853-53-2298(営業時間帯のみ)

ついでに、「稲佐の浜」をご覧になるのも、よろしいかと思います。

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