2023年11月28日
関西大学体育会ワンダーフォーゲル部OBOG会
現役向け危機管理勉強会を実施致しました。
場所:新凱風館1階ミーティングルーム
日時:2023年11月28日(火)18時30分~21時35分
不確定要素の多い自然の中で活動する当部の活動においては事故対策は必須となる部分であります。
活動実施前のトレーニング、勉強会、技術練習、装備準備・点検、体調管理、ミーティング
活動実施後の反省会などの重要性など、当部として徹底しなくてはならない部分を改めて認識しました。
貴重なお時間を割いていただき心より感謝申し上げます
ご参加ありがとうございました。
追記12月5日
参加した現役一同よりアンケートを記入してもらいましたが
質問内容に関しての返答です。
2回生T君より
OBMさんへの質問です。部員がもし負傷した際に、どの程度の負
傷・環境で消防を呼ぶのかという大まかな目安はあるでしょう
か?
OB(M様)よりの回答
これはケースバイケースですね。自力下山が原則ですが、それに固執するあまりに症状を悪化させたり、後遺症が残るような事態になってもいけません。
目安と言われると難しいですが、その場その場で判断できるよう、コース状況、エスケープルートの把握、パーティ全体の体力技量の把握(荷物を分散すれば降りれるとか、全員で搬送すれば降りれるとか)が必要になります。それに救急講習などを受けて最低限のセルフレスキュー技術も不可欠です。そういった自分達でできることを事前に準備した上で、対応できなくなった場合にはためらわずに救助要請する決断力も必要です。
最近そういった事前準備をせずに入山し、自助努力をしないまま救助要請する人が増えていることが指摘されています。それは後々非難されても仕方ないと言われるでしょう。
そう言われないよう、事前準備をしっかりとして入山する必要があります。その時にもシュミレーションは必要です。
事前準備と判断力がキーポイントだと思います。
あと、長野県の場合は山中での傷病者は基本的に警察通報がいいでしょう。収容されてからの処置は当然消防にお願いしないといけませんが、下界への搬送はやはり警察のほうが得意です。警察から消防へは依頼いきますが、消防から警察には依頼がいきにくい態勢になっ
てます。長野県は山岳救助隊が組織されているのでまずは警察へ。
他府県は分かりませんが、同様に山岳救助隊が組織されているのであれば警察が良いと思います。
六甲山中には消防への通報のための標識出てますね。地域によると思います。
答えになってるかどうか分かりませんが、参考にしてください。
2回生M君より
ロングトレイル班全体での質問で、詳しい方に聞きたいです。
登山をメインにした行程ならば、コースタイムなどを考慮に入れ
ながら予定を立てることができるのですが、ロングトレイルの場
合だとそのようにはいかない場合もあります。ロングトレイル班
の計画書について、どのように組み立てるべきなのか、質問した
いです。
OB(A様)よりの回答
基本的に計画の立て方は登山と同じです ①歩きたいロングトレイルの情報をトレイル運営団体のサイトまたはロングトレイル関連の書籍から得る(*個人名省略ロングトレイル入門の本を渡しています)日本ロングトレイル協会の公式サイトやjapan trailのサイトを検索して下さい ②国土地理院25000分の1地図を購入する ③1日の歩行時間、距離を計算して行程を考える ④監督・コーチ会以外で、ロングトレイル班のメンバーと対面でのミーティングを希望されるのであれば、部室まで伺いますので、遠慮なく連絡お願いします。