In北八ヶ岳
<PL総括>
文責:PL3回生K
今回の錬成合宿は、夏期合宿に向けての最終調整として北八ヶ岳山域で実施した。初日から最終日まで天候に恵まれず、一回生らにとっては初めてのことが多く、しんどい合宿になったかと思う。
前回のプレ錬成合宿と比較すると、体力面やテント場生活において大きな問題はなく、全体で見ると安定した合宿であった。しかし、一回生らの課題がまだまだあると感じることが多々あったため、上回生らが中心となり夏期合宿までに改善していかなければならない。
今後の課題を最小限に減らし、春学期の集大成となる次回の夏期合宿を成功させたい。
<反省と改善>
文責:SL3回生K
反省
- 道を間違えて登山道と異なる藪の中に入ってしまった。
- 初日の行動時間が想定よりも長くなり、部員の身体的・精神的疲労が大きくなってしまった。
- 初日のテント設営時に大雨が降ったため、斜面での設営になってしまい、生活しにくいテントになってしまった。
- 2日目、一回生のテントを地面に張っていたが、その後雨が降りテントが浸水してしまった。
- 雨の影響で登山道に設置されていた木の板が滑りやすくなっており、一回生の一人が滑って転んでしまった。
- 一回生のテント場でのマナーに関して問題があると感じた
- 一回生のザックの重量が比較的重く、行動中負担になっていることが多々あった。
- 下りの際に、間が空いてしまうことがあった。
- 一回生は水の量や行動食の量などで不足があると感じた。
- 今回の登山道は大きい石が多く、雨の影響で滑りやすくなっていたため、行動時間が予定より長くなった。
改善
- 地図の読図能力を高めることに加え、ヤマップなどで注意喚起を見ておく。
- ザックの重量、天候の面から考えて早めの行動を心がける。
- 受付時にテント場の様子を確認できたのにもかかわらず、それを怠ったため、テント場の状況を確認しながら行動する。
- はじめから板付きのテント場での設置を行う。
- 幸い大きな怪我にはならなかったが、危険箇所に関しては注意喚起の徹底とペースを落とした行動を心がけるようにする。
- 上回生が合宿前にテント場でのマナーを細かく指導すべきだった。
- ザックの重量は前日までに量り、上回生に報告し減らせるものは減らすように指導する。
- こまめに後ろを確認し、急な下りに関してはペースを落とす。
- 水に関しては、前日の夜までに必要な水の量を用意させる。行動食に関しては、量やエネルギー量でおすすめの行動食を上回生が紹介する。
- 天候や部員の得意不得意があるので、ペースを落とした行動を心がける。
<行動日程>
文責:PL3回生K
8月5日
時間 |
場所・行動内容 |
所有時間 |
11:00 |
北八ヶ岳ロープウェイ・行動開始 |
|
11:45 |
北横岳ヒュッテ・ダウン |
0:45 |
12:00 |
同上・出発 |
0:15 |
13:00 |
2306m地点・ダウン |
1:00 |
13:10 |
同上・出発 |
0:10 |
14:20 |
亀甲池 |
1:10 |
14:30 |
同上・出発 |
0:10 |
15:30 |
双子池キャンプ場TS1・到着 |
1:00 |
19:00 |
就寝 |
8月6日
時間 |
場所・行動内容 |
所有時間 |
4:00 |
起床(雷雨のため待機) |
|
6:10 |
TS1・出発 |
2:10 |
6:55 |
分岐・ダウン |
0:45 |
7:05 |
同上・出発 |
0:10 |
8:05 |
雨池・ダウン |
1:00 |
8:20 |
同上・出発 |
0:15 |
9:30 |
雨池峠・ダウン |
1:10 |
9:40 |
同上・出発 |
0:10 |
10:45 |
茶臼山・ダウン |
1:05 |
10:50 |
同上・出発 |
0:05 |
11:55 |
麦草峠・ダウン |
1:05 |
12:00 |
同上・出発 |
0:05 |
12:20 |
麦草ヒュッテ・ダウン |
0:20 |
12:30 |
同上・出発 |
0:10 |
13:45 |
青苔荘TS2・到着 |
1:15 |
19:00 |
就寝 |
|
8月7日
時間 |
場所・行動内容 |
所有時間 |
3:00 |
起床 |
|
4:20 |
TS2・出発 |
1:20 |
5:20 |
高見石小屋・ダウン |
1:00 |
5:30 |
同上・出発 |
0:10 |
6:10 |
傾登中間・ダウン |
0:40 |
6:20 |
同上・出発 |
0:10 |
7:15 |
中山 山頂・ダウン |
0:55 |
7:30 |
同上・出発 |
0:15 |
8:15 |
黒百合ヒュッテTS3・テント設営 |
0:45 |
9:25 |
同上・出発 |
1:10 |
10:20 |
分岐2572m地点・ダウン |
0:55 |
10:25 |
同上・出発 |
0:05 |
11:10 |
西天狗岳 山頂・ダウン |
0:45 |
11:40 |
同上・出発 |
0:30 |
12:25 |
2476m地点・ダウン |
0:45 |
12:35 |
同上・出発 |
0:10 |
13:00 |
TS3・到着 |
0:25 |
20:00 |
就寝 |
|
8月8日
時間 |
場所・行動内容 |
所有時間 |
5:00 |
起床 |
|
7:00 |
TS3・出発 |
2:00 |
7:40 |
2313m地点・ダウン |
0:40 |
7:50 |
同上・出発 |
0:10 |
8:50 |
分岐2134m地点・ダウン |
1:00 |
9:00 |
同上・出発 |
0:10 |
9:50 |
渋の湯温泉・行動終了 |
0:50 |
<気象報告>
文責:2回生K、1回生T
時間 |
天気 |
気温 |
風向 |
風力 |
雲形 |
11:45 |
曇り |
20℃ |
北西 |
1 |
高層雲 |
13:00 |
曇り |
22℃ |
なし |
0 |
高層雲 |
15:30 |
雨 |
20℃ |
北東 |
2 |
乱層雲 |
1日目の5日(月)は15時頃まで曇りが続き、それ以降は雨であった。一日目は比較的歩きにくい下りの道があったが雨が降る前に歩き終えることができた。テントを張る際、雨が非常に激しかったため、荷物を屋根があるところに置き、必要なものだけを持ってテントを設営しに行き、設営後荷物を取りに帰るという方法を取った。雨で体が冷えることはなく、夜は若干暑かった。
時間 |
天気 |
気温 |
風向 |
風力 |
雲形 |
4:00 |
雨 |
20℃ |
北東 |
2 |
乱層雲 |
6:10 |
曇り |
21℃ |
なし |
0 |
乱層雲 |
9:00 |
曇り |
24℃ |
なし |
0 |
層雲 |
11:45 |
曇り |
24℃ |
北東 |
1 |
層雲 |
12:30 |
曇り |
25℃ |
西 |
2 |
積雲 |
2日目の6日(火)は起床から約2時間と、13時以降のみ雨であった。雨が激しかったため、予定していた出発時刻を遅らせた。登山中は曇りであったがそれまでの雨の影響でぬかるみや、滑りやすい箇所が多かった。
時間 |
天気 |
気温 |
風向 |
風力 |
雲形 |
6:10 |
曇り |
20℃ |
南 |
1 |
高層雲 |
7:15 |
曇り |
15℃ |
不明 |
不明 |
高層雲 |
10:20 |
曇り |
22℃ |
南 |
2 |
高層雲 |
11:10 |
曇り |
24℃ |
東 |
1 |
高層雲 |
13:00 |
曇り |
24℃ |
東 |
3 |
高層雲 |
3日目の7日(水)は曇りが続いた。特に天狗岳付近では雲が濃く、一時ルートが見えないほどであった。夕方以降は少し肌寒かったが、三泊の中で唯一テント設営時に雨が降っていなかった日であったため、快適に過ごせた。
時間 |
天気 |
気温 |
風向 |
風力 |
雲形 |
7:05 |
曇り |
15℃ |
なし |
0 |
層雲 |
7:40 |
曇り |
20℃ |
なし |
0 |
層雲 |
9:50 |
晴れ |
25℃ |
北西 |
1 |
積雲 |
4日目の8日(木)は最も天気が良くぬかるみがある以外は登山がしやすい気象であった。暖かかったが、熱中症の恐れがあるほど暑くはなかった。
<装備報告>
文責:1回生K
装備の紛失・故障はなかった
<衛生報告>
文責:1回生Y
<食糧報告>
文責:1回生A
8/5 夜は焼き鳥の缶詰と麩を使って親子丼を作った。
8/6 朝はパスタを茹でて、夜は高野豆腐を使った麻婆豆腐を作った。
8/7 朝は昨晩炊いておいた米でお茶漬けを作り、夜はアイラップを用いる方法で作ったカレーを食べた。
8/8 朝食ににゅう麺を作った。 高野豆腐や麩は軽くて扱いやすく、荷物の軽量化が出来た。また、アイラップの利用でより簡単に、洗い物を少なくすることが出来た。