in 仙丈ケ岳・甲斐駒ヶ岳
<PL総括>
文責:2回生K
春学期活動の集大成となる今回の夏期合宿は、天候が不安定ではあったものの行動時間中はとても良い天気であったため、夏期最後にふさわしい山行であったと思う。
特に今回は起床から出発までの行動がとても迅速であったため、1時間出発に余裕を持つことができた。前日の夜ご飯の際にあらかじめ多めに米を炊き、余った分をおにぎりにしておくことで朝はスープだけ作り朝食の時間を短縮することができた。この方法は夏の高山であれば今後も活用できると考える。
また、今回私以外のメンバーは初めての3,000m級であったため、不安要素はあったものの皆景色を楽しみながら山行できていた。初日から2回生Sの体調があまり優れていなかったが様子を見ながら時節声掛けをするなどの対処で無事に山行を終えることができた。
<反省と改善>
文責:2回生K
(反省)
1.ほかの部員や体調のすぐれない部員に十分な声掛けができなかった。
2.二日ともコースタイムが予定より大幅に遅れた。
3.山頂到着時の休止時間を明確に伝えなかった。
4.人か多いときに指示が明確にできなかったため、後ろが詰まってしまった。
(改善)
1.PLは部員に対し声掛けをこまめに行っていたのに対し、SLは声掛けをあまり行わなかったので、これからは休止時に行うことで部員の体調管理を徹底する。
2.二日とも体調のすぐれない部員にペースを合わせていたが、コースタイムが予想タイムより大幅に遅れてしまう可能性がある場合、ほかの部員の疲労蓄積から滑落などの危険を伴うこともあるので、エスケープも十分視野に入れて山行する。
3.山頂到着では達成感から休止時間の指示を忘れてしまうことがあったため、まず初めに休止時間を部員全体に指示する。
4.状況判断を身につける。また、PLの指示を仰ぎそれに従う。
<行動日程>
文貴:1回生Y
1日目 8月17日
時間 |
場所・行動内容 |
所要時間 |
15:10 |
北沢峠着 |
|
15:20 |
TS1到着 |
0:10 |
2日目 8月18日
時間 |
場所・行動内容 |
所要時間 |
3:00 |
起床 |
|
4:00 |
TS1 出発 |
|
4:40 |
2171m分岐(二合目)地点・ダウン1 |
0:40 |
4:50 |
同上・出発 |
0:10 |
5:45 |
大滝頭 馬の背ヒュッテ分岐点・ダウン2 |
0:55 |
5:50 |
同上・出発 |
0:05 |
6:45 |
小仙丈ケ岳山頂・到着 |
0:55 |
6:50 |
同上・出発 |
0:05 |
7:55 |
仙丈ケ岳山頂 |
1:05 |
8:35 |
仙丈小屋・ダウン3 |
0:40 |
9:15 |
同上・出発 |
0;40 |
10:45 |
大滝頭 馬の背ヒュッテ分岐点・ダウン4 |
1:30 |
10:50 |
同上・出発 |
0:05 |
12:00 |
TS2到着 行動終了 |
1:10 |
3日目 8月19日
時間 |
場所・行動内容 |
所要時間 |
3:00 |
起床 |
|
4:00 |
TS2 出発 |
|
4:30 |
仙水小屋・ダウン1 |
0:30 |
4:35 |
同上・出発 |
0:05 |
5:10 |
仙水峠・ダウン2 |
0:35 |
5:20 |
同上・出発 |
0:10 |
6:20 |
2617m地点・到着 |
1:00 |
6:30 |
同上・出発 |
0:10 |
6:50 |
駒津峰・ダウン3 |
0:20 |
7:00 |
同上・出発 |
0:10 |
7:50 |
2760m・ダウン4 |
0:50 |
7:55 |
同上・出発 |
0:05 |
8:35 |
甲斐駒ヶ岳山頂・到着 |
0:40 |
9:00 |
同上・出発 |
0:25 |
10:25 |
駒津峰・ダウン5 |
1:25 |
10:35 |
同上・出発 |
0:10 |
11:40 |
仙水峠・ダウン6 |
1:05 |
11:55 |
同上・出発 |
0:15 |
13:00 |
TS2 到着・行動終了 |
1:05 |
<気象報告>
文責:1回生K
時間 |
天気 |
気温 |
風向 |
風力 |
雲向 |
15:10 |
雨 |
19℃ |
東北東 |
2 |
不明 |
雨の影響もあったのか、就寝時は少し寒かった。
時間 |
天気 |
気温 |
風向 |
風力 |
雲向 |
4:00 |
晴れ |
14℃ |
静穏 |
0 |
不明 |
5:45 |
晴れ |
14℃ |
静穏 |
0 |
不明 |
6:45 |
晴れ |
14℃ |
北 |
1 |
不明 |
7:55 |
晴れ |
17℃ |
西北西 |
2 |
不明 |
10:45 |
晴れ |
22℃ |
西 |
2 |
不明 |
12:00 |
晴れ |
23℃ |
西南西 |
2 |
不明 |
前日とは一転して心地の良い晴れだった。山頂付近は肌寒かったが、下山中は日が高く昇ってきたため暑かった。温度の差が大きいことを実感した。テントも含め、前日に濡れたものを乾かすことが出来た。
時間 |
天気 |
気温 |
風向 |
風力 |
雲向 |
4:00 |
晴れ |
15℃ |
東北東 |
1 |
不明 |
6:50 |
晴れ |
17℃ |
北東 |
1 |
不明 |
8:35 |
曇り |
19℃ |
西 |
1 |
不明 |
11:40 |
霧 |
24℃ |
西北西 |
1 |
不明 |
13:00 |
雨 |
22℃ |
北東 |
2 |
不明 |
登り始めは晴れであり、美しい朝日や遠方に富士山を望むことができた。甲斐駒ヶ岳山頂に近づくにつれ雲が増えた。下山中は霧が濃く、あまり遠くまで見えなかったため、滑落への恐怖心が薄れた。キャンプ場に戻った途端、激しい雨と雷が鳴り響いたが、強運なことに登山中は二日とも雨を免れた。
<装備報告>
文責:2回生K
団体装備の破損はなかった。
<衛生装備>
文責:2回生K
消費、破損した装備はなかった。
<食料報告>
文責:2回生S
(1 日目夕食) ご飯→少し硬かった レトルトの中華丼
(2 日目朝食) 昨日夕食のご飯で作ったおにぎり しらすの混ぜこみふりかけ レトルトのスープラーメン
(2 日目昼食) 各自行動食 テント場に戻った後に即席のチヂミ
(2 日目夕食) ご飯→上手く炊けていた レトルトの牛丼 即席味噌汁
(3 日目朝食) 昨日夕食のご飯で作ったおにぎり 鮭の混ぜこみふりかけ レトルトのスープラーメン
(3 日目昼食) 各自行動食 テント場にて長衛小屋で買ったデラウェア・ソーセージ
(3 日目夕食) ご飯→上手く炊けていた レトルトのカレー 余ったご飯で作った焼きおにぎり
(4 日目朝食) 食パン 1 枚 イチゴジャム 即席コーンスープまたは即席トマトスープ
朝ごはんは行動日の2日間とも夕食のご飯を多めに炊き、おにぎりを作り置きしたため準備の負担が減った。おにぎりにして冷めた状態で食べるとご飯がより硬く感じるので、炊けた後にしっかりと混ぜること、レトルトスープの為に湯を沸かす鍋の蓋の上で温めると美味しく食べられる。2 日目の夕食のご飯は 1 回生が中心となって炊いたが、硬さなど全く問 題なく仕上げることが出来た。使用予定はなかったが油や醤油を持参したことで、ご飯が余った時に焼きおにぎりなどほかの料理を作ることが出来た。