2021年12月26日~27日冬期合宿
参加者SL-2回生Y、2回生S、2回生I,2回生N、PL-OB(A)
<PL総括>
今回の活動では一般的な感覚からすると入山するのを中止するレベルで天候が荒れていた。部としては荒れた天候であっても、ある程度の訓練を安全な場所にて実施して終了する。というのが通例であるため中止せず実施した。27日の荒島岳アタックは冬山活動未経験者が殆どという状況だったのでかなりのリスクが伴った。しかし、登山のレベルアップを図るうえではある程度の荒れた天候の中での経験も絶対に必要となるため、今回1332m地点で撤退となったが荒島岳アタックを実施した。今後もこのような天候判断に迫られる場面は多いと思うので今回の事例をよい教訓・参考例として欲しい。もちがかべ急登ではザイルを使用したが、使用方法をわかっていなければ逆に危険になる可能性もあるので、コンティニュアンス、スタカット、アックスビレイなど基本的なザイルの扱い方を必ず理解する必要がある。今後冬期に確実に荒島岳を攻略するのであれば、シャクナゲ平にてテントを張り、アタック前日にもちがかべにザイルを固定した上で後日通過するなどの工夫も考えても良いと思う。都合で合宿日程が1泊2日となり各自物足りなさがあるが、課題を見つけて消化してゆく。
文責OB(A)
<反省と改善>
文責2回生Y
(反省)
- 起床から90分で出発することを目標にしていたが、テントの撤収などに時間がかかり行動開始予定時間を過ぎてしまっていた。
- ロープワークやスノーシューでの登攀経験が無かったためスムーズに行動ができなかった。
- アタックザックの中に不必要な荷物を多く入れてしまい、パーティーの行動速度が落ちてしまっていた。
(改善)
- テント泊経験が少ないために行動がテキパキしていないと感じたので、次回から撤収作業時間を短縮するために意識して行動していく。
- これからの冬山山行や勉強会などで冬山登山技術を身に着けていきたい。
- 荷物の軽量化は行動速度に大きな影響を与えるので、荷造りの際に自分の体力に合った重さのザックを調整する。
<行動時間>
文責2回生N
12月26日
時間 |
場所・行動内容 |
所要時間 |
7:30 |
JR大阪駅集合 |
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14:08 |
勝原駅にてOB(A)と合流 入山連絡 |
6:38 |
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翌日、天候が大きく荒れ、行動時間が長くなると危険であると判断し、テントサイトを勝原園地から勝原スキー場跡の駐車場へ変更することを大阪本部に連絡 |
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15:00 |
勝原スキー場跡にラッセル訓練後、テント設営訓練 |
0:52 |
17:00 |
ミーティング シャクナゲ平に10:00到着できなければ後退するとメンバーで確認 |
2:00 |
17:30 |
食事 |
0:30 |
19:00 |
就寝 |
1:30 |
12月27日
時間 |
場所・行動内容 |
所要時間 |
4:00 |
起床 |
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5:40 |
テント撤収 体操 TS1勝原スキー場跡発 |
1:40 |
6:30 |
ダウン1標高517m地点 |
0:50 |
7:10 |
ダウン2標高682地点 |
0:40 |
8:37 |
ダウン3標高1010m地点 |
1:27 |
10:00 |
ダウン4標高1204m地点シャクナゲ平 |
1:23 |
11:45 |
標高1332m地点にて時間切れのため後退 |
1:45 |
12:55 |
ダウン5標高1204m地点シャクナゲ平 |
1:10 |
14:05 |
ダウン6標高682地点 |
1:10 |
15:10 |
勝原駅にて解散式 |
1:05 |
<食料報告>
文責2回生I
26日
昼食は感染症対策のため各自持参したパン等であった。
夜飯は鍋であった。沸騰させた水に市販の鍋の素を使用し、たくさんの野菜と肉を入れてじっくりと煮込んだ。鍋と麺の相性は非常に良く、量が多かったが全員で完食した。
27日
朝飯は感染症対策のため各自持参したパン等で済ませた。
昼飯は各自持参した行動食で済ませた。
<装備報告>
文責2回生S
カート使用量:1個
今合宿では装備の故障等はなかった。
<気象報告>
文責2回生S
西高東低の気圧配置で、降雪・積雪が見られた。テントサイト付近では20㎝程度の積雪があった。翌日も同じく降雪・積雪が予想された。
前日に予想された通り、終日降雪・積雪が見られた。雪の強さは、十分視界を確保できる程度であった。また、多いところでは腰付近まで積雪があった。