In常念岳・燕岳・蝶ヶ岳
<PL総括>
文責:PL3回生K
春学期の集大成となる夏期合宿は北アルプス山域で実施した。
まず、今回の合宿は個人的にとても満足のいくものであった。最後となる夏期合宿を当初から3回生らで行きたいと計画していたこの山域で実施でき喜ばしく思う。下級生らも前回の反省を活かし、食らいついて行動してくれていたため誰一人かけることなく合宿を無事終えることができた。
前回の錬成合宿と比較し、天候にも恵まれ、早朝出発のおかげで北アルプスの美しい景色を存分に堪能することができた。長時間の行動から疲れを感じる場面も多くあったが、景色が広がる場所や野生動物と遭遇した際では皆で盛り上がり記念撮影を行ったりなど楽しみながらの山行であった。
途中、体調不良や足の不調を訴える部員もいたが、その都度ダウンを取り症状の確認やテーピングなどの応急措置をスムーズに行うことができていた。これに関しては夏季休業前に行っていた全体トレーニングにて実施した座学の成果であると感じた。
最後になるが、今回の合宿は計画段階の時点で女子だけで実施するのは本当に大丈夫なのかなど心配のお声をいただくことが少なくなかった。だが、今回その計画を完遂することができた。これは今後の女子班の活動において大きな自信に繋がるだろう。下級生らは来年度の活動に向けてこれからも精進していってほしい。
<反省と改善>
文責:SL3回生K
反省
- 到着予定時間を曖昧に伝えてしまったので部員の精神的疲労が溜まりやすくなってしまった。
- 2日目朝の食料の量がかなり多く、残してしまった。
- 2日目の行動時間が予定より長くなってしまったために部員の疲労が限界まで達していた。
- 稜線で長い休止を取ったため体が冷えてしまった。
- テントサイトの場所決めに時間を有してしまったため、雨の中のテント設営になってしまった。
- 体調面で不安のある部員があまり食事を取れなかった。
- 休止を取る場所に度々問題があった。(細い道などでとってしまった)
- 山頂では場所が狭かったため荷物を置く場所があまりなく、他の登山者を待たせることになってしまった。
- 3日目の食当で米の炊き方があまく、二度炊くこととなってしまい時間がかかってしまった。
改善
- 明確かつ細かく伝える。
- 量を勘違いしていまっていたため、2回は見返すことを徹底する。
- 体力に不安がある部員は早めに荷物などの交換を行い、疲労が溜まりにくくする。
- 長い稜線歩きでは、短い休止を細かく取る。
- 1人か2人が先にテントサイトに行き、先に場所を決めると良いかもしれない。
- 体調の関係で食欲がない部員のためにパックのおかゆなどの食べやすい食事も持参すると良いかもしれない。
- 休止を取る予定時間の前に良い場所があれば、そこで取ることを心がける。
- 指示を的確かつ素早く出すことを心がける。
- できたら一度全体的に味見をして不足があれば水を足すなどしてもう少し炊く。
<行動日程>
文責:1回生Y
8/21(水)
時間 |
場所・行動内容 |
所有時間 |
9:30 |
中房温泉登山口・出発 |
|
10:10 |
第一ベンチ・ダウン |
0:40 |
10:20 |
同上・出発 |
0:10 |
10:50 |
第二ベンチ・ダウン |
0:30 |
10:55 |
同上・出発 |
0:05 |
11:35 |
第三ベンチ・ダウン |
0:40 |
11:45 |
同上・出発 |
0:10 |
12:30 |
富士見ベンチ・ダウン |
0:45 |
12:40 |
同上・出発 |
0:10 |
13:20 |
合戦小屋・ダウン |
0:40 |
13:30 |
同上・出発 |
0:10 |
13:55 |
合戦沢の頭・ダウン |
0:25 |
14:00 |
同上・出発 |
0:05 |
14:30 |
燕山荘手前・ダウン |
0:30 |
14:35 |
同上・出発 |
0:05 |
15:00 |
燕山荘・到着 |
0:45 |
19:00 |
就寝 |
4:00 |
8/22(木)
3:00 |
起床 |
|
4:25 |
燕山荘・出発 |
1:25 |
4:45 |
燕岳・到着 |
0:20 |
5:20 |
燕山荘・到着 |
0:35 |
5:35 |
燕山荘・出発 |
0:15 |
6:15 |
ダウン |
0:40 |
6:25 |
同上・出発 |
0:10 |
7:40 |
ダウン |
1:15 |
7:45 |
同上・出発 |
0:05 |
9:05 |
大天荘手前・ダウン |
0:20 |
9:10 |
同上・出発 |
0:05 |
9:25 |
大天荘・到着 |
0:15 |
9:35 |
大天井岳頂上・到着 |
0:10 |
9:50 |
大天荘・ダウン |
0:25 |
10:15 |
同上・出発 |
0:25 |
11:10 |
東天井岳分岐・ダウン |
0:55 |
11:20 |
同上・出発 |
0:10 |
12:15 |
横通岳分岐手前・ダウン |
0:55 |
12:25 |
同上・出発 |
0:10 |
13:45 |
常念小屋・ダウン |
1:20 |
19:00 |
就寝 |
5:15 |
8/23(金)
3:00 |
起床 |
|
4:10 |
常念小屋・出発 |
1:10 |
4:45 |
ダウン |
0:35 |
4:50 |
同上・出発 |
0:05 |
5:30 |
常念岳・到着 |
0:40 |
6:05 |
同上・出発 |
0:35 |
7:10 |
ダウン |
1:05 |
7:20 |
同上・出発 |
0:10 |
8:20 |
ダウン |
1:00 |
8:25 |
同上・出発 |
0:05 |
9:25 |
2592mピーク・ダウン |
1:00 |
9:35 |
同上・出発 |
0:10 |
10:30 |
蝶槍手前・ダウン |
0:55 |
10:40 |
同上・出発 |
0:10 |
11:00 |
蝶槍・到着 |
0:20 |
11:15 |
同上・出発 |
0:15 |
12:00 |
蝶ヶ岳ヒュッテ・到着 |
0:45 |
12:50 |
蝶ヶ岳・到着 |
0:50 |
20:00 |
就寝 |
7:10 |
8/24(土)
4:00 |
起床 |
|
5:20 |
蝶ヶ岳ヒュッテ・出発 |
1:20 |
5:50 |
長堀山・到着 |
0:30 |
6:00 |
同上・出発 |
0:10 |
7:15 |
2002m・ダウン |
1:15 |
7:25 |
同上・出発 |
0:10 |
8:40 |
徳沢園・到着 |
1:15 |
9:00 |
同上・出発 |
0:20 |
10:00 |
明神館・到着 |
1:00 |
10:20 |
同上・出発 |
0:20 |
11:45 |
河童橋・到着 |
1:25 |
<気象報告>
文責:3回生Y、1回生K
時間 |
天気 |
気温 |
風向 |
風力 |
雲形 |
9:30 |
晴れ |
20℃ |
南東 |
1 |
高積雲 |
11:35 |
曇り |
22℃ |
西 |
1 |
高層雲 |
12:30 |
曇り |
20℃ |
西 |
1 |
高層雲 |
13:20 |
曇り |
21℃ |
西 |
1 |
高層雲 |
8月21日(水)
この日は上り始めてすぐに曇りになったが雨が降ることはなく、初日の長い急登を熱中症や体調不良を出すことなく終えることができた。
時間 |
天気 |
気温 |
風向 |
風力 |
雲形 |
4:25 |
曇り |
11℃ |
南西 |
4 |
層雲 |
5:20 |
晴れ |
13℃ |
南 |
3 |
高積雲 |
9:50 |
晴れ |
17℃ |
西 |
3 |
高積雲 |
8月22日(木)
早朝は風も強く曇っていたため体感温度が低く、体力を消耗してしまった。しかし、その後すぐ雲が晴れ暑いくらいの天気になった。日焼けがひどいメンバーが数人いたため、今後は日焼け対策を徹底する必要がある。
時間 |
天気 |
気温 |
風向 |
風力 |
7:00 |
晴れ |
17℃ |
東 |
3 |
8:00 |
晴れ |
20℃ |
南東 |
5 |
10:00 |
晴れ |
20℃ |
不明 |
1 |
8月23日(金)
一日中晴れが続き、比較的登りやすい気温だった。蝶槍付近では日差しが強く、標高の高さに似合わぬ暑さとなったが、特に支障をきたすものではなかった。テントを張る際に雨が降ったが、しばらくすると止んだ。
時間 |
天気 |
気温 |
風向 |
風力 |
7:15 |
晴れ |
16℃ |
|
0 |
10:00 |
晴れ |
20℃ |
|
0 |
11:45 |
晴れ |
23℃ |
|
0 |
8月24日(土)
下りの多い行程であったが、風もなく天気も良く、体温を下げることなく下山することができた。山を下りてからも程よい気温で、問題なく歩くことができた。
<衛生報告>
文責:2回生K
衛生の使用はなかった。
<装備報告>
文責:1回生A
装備の紛失・故障はなかった。
<食糧報告>
文責:1回生T
8/21
夜は焼き鳥の缶詰と麩を使って親子丼を作った。
8/22
朝は煮麺、夜は高野豆腐を使った麻婆豆腐を作った。
8/23
朝は昨晩炊いておいた米でお茶漬け、夜はサバ缶を使ったカレーを作った。
8/24
朝にパスタを茹でた。
高野豆腐や麩を使うことで、荷物を軽量化した。アイラップの利用でより簡単に、洗い物を減らすことができた。