犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

背中のコリと肩こりほぐし。

2013年01月08日 | おせわがかり日誌


肩甲骨の間にごりごりするような肉がある人は、

姿勢が悪いのだという。

背筋を伸ばし、首の角度を正しくすると、

そのゴリゴリはなくなるのだという。

坐骨神経痛や肩こりも解消されるとかで、早速取り組んでる。

数年かかることもあるので、気長にやる。

これを実施して、よくなったのは、作家の池波正太郎さん。

『真夜中のブランデー』というエッセイの中で書かれている。

別の話だが、やはり作家の開高健さんの釣りのドキュメンタリー番組で、

彼も背中の激しい痛みと、ごりごりと固まったコリに、長年悩まされていて、

おそらくそれは執筆活動の姿勢の悪さや美食・アルコール・喫煙の影響によるものなのだが、

水泳や運動など、おもにスポーツで、かなりの対策をしたにもかかわらず、痛みもコリも、解消されなかった。

対比すると、スポーツなどで鍛えるより、日常生活でコツコツ努力するほうが成果がある、といえるような気がする。



お二方ともかなりの食通で、お好きなものを召しあがるタチで、

お酒も大好き、たばこにおいてはかなりのヘビースモーカー、

国内外の旅をよくし、ともに多分にユーモアのある人気作家である。

もちろん、太平洋戦争も経験している。


開高健さんは58歳で、
(1930年(昭和5年)12月30日 - 1989年12月9日食道癌手術後、食道腫瘍に肺炎を併発し死去。58歳没)

池波正太郎さんについては67歳で亡くなられた。
(1923年(大正12年)1月25日 - 1990年(平成2年)5月3日急性白血病67歳没))


今の寿命からするとかなり短い気もするが、

作家故、身を削るように創作されてのことだろうから、致し方ない。


人間は仕事のしすぎや、姿勢の悪さ、疲労の蓄積で、

あちこちが痛むが、実は犬もそうである。

飼い主を見つめるために頭をずっと上に向けているし、

猫より骨が少ないので、からだが固い。

猫ほどストレッチもしないしね。

うちの場合は、散歩のあと、浴室で足を洗う時に、

肩甲骨の間や、くび、足の関節を、軽くマッサージしている。

そうすると犬はとっても喜んで、気持ちよく足を洗わせてくれる。

浴室から出て、足を拭いたら(これを我慢することができたら)、大好きなおやつをあげることにしている。

我ながら、いい習慣をつけたと思う。