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肩甲骨の間にごりごりするような肉がある人は、
姿勢が悪いのだという。
背筋を伸ばし、首の角度を正しくすると、
そのゴリゴリはなくなるのだという。
坐骨神経痛や肩こりも解消されるとかで、早速取り組んでる。
数年かかることもあるので、気長にやる。
これを実施して、よくなったのは、作家の池波正太郎さん。
『真夜中のブランデー』というエッセイの中で書かれている。
別の話だが、やはり作家の開高健さんの釣りのドキュメンタリー番組で、
彼も背中の激しい痛みと、ごりごりと固まったコリに、長年悩まされていて、
おそらくそれは執筆活動の姿勢の悪さや美食・アルコール・喫煙の影響によるものなのだが、
水泳や運動など、おもにスポーツで、かなりの対策をしたにもかかわらず、痛みもコリも、解消されなかった。
対比すると、スポーツなどで鍛えるより、日常生活でコツコツ努力するほうが成果がある、といえるような気がする。
お二方ともかなりの食通で、お好きなものを召しあがるタチで、
お酒も大好き、たばこにおいてはかなりのヘビースモーカー、
国内外の旅をよくし、ともに多分にユーモアのある人気作家である。
もちろん、太平洋戦争も経験している。
開高健さんは58歳で、
(1930年(昭和5年)12月30日 - 1989年12月9日食道癌手術後、食道腫瘍に肺炎を併発し死去。58歳没)
池波正太郎さんについては67歳で亡くなられた。
(1923年(大正12年)1月25日 - 1990年(平成2年)5月3日急性白血病67歳没))
今の寿命からするとかなり短い気もするが、
作家故、身を削るように創作されてのことだろうから、致し方ない。
人間は仕事のしすぎや、姿勢の悪さ、疲労の蓄積で、
あちこちが痛むが、実は犬もそうである。
飼い主を見つめるために頭をずっと上に向けているし、
猫より骨が少ないので、からだが固い。
猫ほどストレッチもしないしね。
うちの場合は、散歩のあと、浴室で足を洗う時に、
肩甲骨の間や、くび、足の関節を、軽くマッサージしている。
そうすると犬はとっても喜んで、気持ちよく足を洗わせてくれる。
浴室から出て、足を拭いたら(これを我慢することができたら)、大好きなおやつをあげることにしている。
我ながら、いい習慣をつけたと思う。