
大人になると年賀状だけの付き合いがある。
仕事関係の義理の付き合いというのとは別に、
遠く離れた幼馴染だとか、仕事の関係で出会ったけど、
今ではめったに会うことのない人々からのものだ。
そういう年賀状はもらうととてもうれしいし、
それらの年賀状が届くのだけが楽しみだったりもする。
私は関西に幼馴染が多くいるので、
その人たちからもらう年賀状が一番うれしいのだが、
ああ、彼女は今どんな仕事をしているんだろう、
彼女のこどもはもうすぐ中学生かしら?なんてことを1枚のハガキから想像するのだ。
もっといろいろ知りたいし、会いたいのだけど、手紙を書いたり、約束を交わしたりはしない。
あくまでも年賀状一枚、毎年数行のみのお付き合いに留まる。
でも大人になってからの付き合いの人たちより、
ずっと濃い思いがあり、大切だと感じるのは、なぜだろう。
そう多くはないが、そういう人たちがいるのは、うれしい。
大事な存在だ。
犬はどうだろう。
あとで聞いてみよう。