犬がおるので。

老犬から子犬まで。犬の面倒をみる暮らし。

おさるぼう。

2013年01月28日 | おせわがかり日誌


おれこのおもちゃはいろいろあるんだけど、これまでのは全部、なんとなーく家にあったぬいぐるみで、

私は子供のころからぬいぐるみには頓着しないほうなので、ただあったものをあげたのだった。

だが、犬専用のそれじゃなくても、気に入って、ちゃーんと遊んでくれていたオレコちゃんである。

くわえて抱っこしたり、なめたりするくらいなので、さすが女の子、おしとやか~なんて思っていたら、

こっそりと、目や鼻の部品をかじりとって、中綿を出すなどの、野生的な遊び方を、していたのだった。

それはそれでいいんだけど、犬専用のおもちゃがあったら、留守番のとき、もっと楽しいかもね、

なんていう意見が家族会議であがり、去年のクリスマスプレゼントに、初めて、オレコ専用のおもちゃを買うことにした。

ほかの方の意見を聞くと、かじると鳴る物系のおもちゃストレス解消になるんだとかで、できればそういうのがいいね、ということで買い求めたのが・・・。




おさるぼう。

もっといいネーミングがあったと思うが、夫がそういう風に名付けたので仕方ない。

くわえると実に愛らしい音がなるこれ、オレコのお気に入りである。

もうひとつ別に、ピンク色のナイロン製のもので、手と鼻と胴体に(ぷー音)が仕込んであり、

両足はひっぱりっこができるようになっているロープの子豚があるのだが、こっちは見向きもしない。

音を鳴らすと、「わたしのよ」といって、奪いに来るが、ほかのものと比べると、明らかにどうでもいい扱いだ。

おさる棒はお気に入りなのに。


仕事から帰ってくると、寝むそうな目で大歓迎してくれるのだが、

それまで寝ていたところにこのおさる棒が置いてあることが多い。

掌でさわると、オレコのいたあたりがほんのりとぬくもりを残していて、愛らしい。


だけんじょ、ほかのぬいぐるみのお名前はすべてしっかり把握し、

「らスカルもってきてー」

「はりーちゃんもってきてー」

というと100%はずれなしで対象物を持ってくることができるオレコなのだが、

どういうわけか、このおさる棒だけは、

「おさる棒もってきてー」

といっても???で別のものを持ってきてしまう。

そうよねー。おさる棒ってねー。なんか違うよねー。

さりとて、今更、別の名前も思いつかない。

オレコにとっては、

「なんだかわかんないけどお気に入り」

という位置づけになるのだろうか、なんて思いながら、おさる棒の投げっこをする、飼い主とオレコであった。

ぷ^-ぷー鳴らすと、燃える犬心らしい。

獲物的な感覚かしら?