一雨ごとに春が来る。
河原の日当たりのいいところは、
小さな青いイヌフグリの花でいっぱい。
鳥たちは一足先に恋の季節。
花粉症じゃない私は春が一番好きです。
犬や猫も季節により、花粉症のようなアレルギー反応でくしゃみや鼻水が出ることがります。通常は両側から、透明な鼻水が出て、涙目になります。出ている時期と期間を記録しておく事が大切です。しかし片側から、黄色、緑色または血様の粘っこい鼻水は、原因が歯槽膿漏、腫瘍、異物などのことがあります
— 藤井動物病院 (@FujiiACC) 2015, 3月 1
幸いにしてうちの犬たちは花粉症ではないみたい。
犬の体脂肪が1kg増えるとそれを養うための毛細血管は約4km伸びると言われています。伸びた血管の分だけ、心臓には負担になります。また、短頭種などは元々気道が細い子が多いのですが、太ることで、より気道が圧迫され呼吸困難のリスクが増加します。高齢犬は肥満には注意してください。
— 藤井動物病院 (@FujiiACC) 2015, 2月 27
これを読んで「わがままボディ」オレコの体重をなんとかしなくっちゃ!
と気持ちが奮い立つ。
運動が嫌いなわけじゃないけれど、怖がりのため、
自宅近くの散歩道は数パターン、決めたところしか通れない。
本人がいやだと思ったら15キロの体重を全部かけてのいやいやえん。
オレコのいとこ沖縄のかなちゃんみたいに、
毎朝海辺に行けるようだったら、走り回る(心臓に問題があるので本当NGなのだが)だろうし、
むしろおうちに帰るときに「いやいやえん」をするのだろうな。
しかし沖縄へ引っ越すのは無理なのだからして。
叱るとへこむこなので、褒めながら育てる。
オレコを褒めながら散歩の道を少しずつ伸ばす。
よく歩いたら褒める。
少なめだったら明日頑張ろうという。
やさしくいう。
原因は老化なので致し方ないのだけれど、
健康により問題を抱えているといえるおじいわんは、
お薬が効いていると、バンビみたいにはねて飛びまわる。
少し前までしっぽがあがらなかったことがうそみたいに、走る走る。
週末の夜にちょっと大きい公園に行ったのだけど、
家族全員参加のお散歩で、うれしかったのか、突然おじいわんが走り出した。
自然オレコが追う形に。
ふたりしてトラックを走ること走ること。
にんげんたちはゼイゼイ。オレコもはあはあ。
でもおじいわんひとり「けろり」としていた。
息も上がってない。すごいなあ。
オレコとおじいわんは、
テイエムオペラオーとナリタトップロードのゴール前併走のように、
並んでほぼ同じペースで走っていたのだけど、そのとき、
オレコが何度かおじいわんのほうを見て、とても楽しそうに笑いかけた。
オレコのこんな顔を見るのは初めてだった。
おじいわんはまっすぐ前を見ていて、気付かなかったようだったけど。
ひょっとするとこのまま仲良くなってくれるかな?という期待も沸くほど、
その夜のオレコは、ほんとにほんとに楽しそうだった。
だけども家の中ではだ。
翌朝、仲良くなってきたし、と、
こんすけをオレコの根城のリビング&和室に連れて行ったら、
リビングから和室に移動しようとしたところで、ひゃんひゃん!と悲鳴を上げて、
どどどどっと走り寄り、おじいわんに噛みつくしぐさを見せたオレコ。
外は外。家の中はまた別なんだろうねえ。
これに関しては叱ってもしょうがない(怪我させたわけではないし)ので、声をかけて撫でるにとどめた。
「わかったよ、いやだったんだね、でもいつかおうちでも仲良くしてくれたらうれしいな」
怯え気味のこんすけをこんすけ部屋に戻し、リビングに戻ると、オレコは駄々っ子のように、
羽根布団にすっぽりと身を隠し、すねすねしているようだった。
お留守番の間、どんな顔しているのだろう。
リアルタイムで見ることができたらいいのにな。